DP-2発売!2009/04/03 13:44

 シグマからメールが来てDP-2発売の日が決定したとのことです。

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この度当社では、高画質コンパクトデジタルカメラ「DP2」の発売日を
ご案内いたします。

  製品名 DP2
  発売日 2009年4月24日(金)
  価格  オープン

  DP2スペシャルサイト:www.SIGMA-DP.com/DP2/
  DP2製品ページ:www.sigma-photo.co.jp/camera/dp2/index.htm

当社は、今後もお客様のニーズに合わせ、製品開発を行ってまいります。
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 さっそくヨドバシへ行ってみますと、おお!69、800円。シグマなかなか戦略的価格で来ましたね。FOVEON買収の成果なのか?口さがない人達は「適正化価格」なんて言うでしょうね、この値段だと、ちまちまと自分のはおろか両親の家電まで自分のカードのポイントにするために代行して買って貯めたポイントに、1万円を足すだけで買えます。よっしゃぁぁ!!っと言うことで、即ポチッとな。GF670の発売遅延でクサっていましたから、ちょっと気分がよいです。
 初期不良のないことを祈るばかりですが、これだけは無理だろうなぁ。最初から使い倒して早いうちに悪いところを修理してしまうしか手はありませんね。

最後のコニカパン2009/04/06 00:24

最後のコニカパン。コニカミノルタになっちゃってるけど。
 以前、コニカパンが無くなる時に買っておいた最後の10本、賞味期限が過ぎてしまいましたので、あわてて今日、撮影に使いました。
 せっかくの最後のコニカパンだし、撮影も引伸もヘキサーでと思い、今日はその前半5本をHexar50mm/f3.5で撮影してきました。
 残っていた青春18切符を使い近江長浜へ行き、人通りの多い観光地化されたメインストリートを避けて、ひっそりとした風情のある街路を歩いてきましたが、なかなか良かったですねぇ。ライカ判だけで撮影に出るなんて数年ぶりだったのでどうなる事かと思いましたが、さして、撮影感覚は鈍っては居らず、自分で言うのもなんですが軽快に楽しく撮影できました。50mmレンズの間合いって、なかなかいいものです。撮影感覚は鈍っていないなんて言ってますが、この50mmの間合いの感覚は久しく忘れていましたね。

 あと冷蔵庫に5本。それからブローニーがやはり10本残っています。ライカ判の方は新しいHexanon50mm/f2.4がありますから、それで撮影するとして、問題はブローニーですね。コニカのレンズを搭載した中判カメラは持っていません。この10本のためだけにパールを仕入れるなんて酔狂な事も…したいなぁ…すごくしたい…。あ、でも、引伸レンズが無いやぁ…引伸レンズも…ああ、いかんいかん。

FOCOTAR 40mm F2.82009/04/10 21:52

初めて見るフォコター40mm

 LEITZ FOCOTAR 40mm F2.8が手元にやってきました。来週にはこの店子の大家、FOCOMAT V35 がやってきます。マルチグレード・ユニット搭載のもので、旧い年長の友人から譲って頂いたものです。
 V35は35mmフィルム専用機で、35mm専用の引伸機としては一つの究極の形、孤高の存在でしょう。この引伸機を使えるというのはとても大きな喜びです。

 今年は確実に35mmでの撮影は増えるでしょう。やっと今年の写真制作が動き出すというところでしょうか。フィルム現像も再開しましたからね。

レンズの修理2009/04/13 18:56

 修理に出していたVoigtlander NOKTON classic 40mmF1.4 SCがやっと戻って来ました。
 このレンズはヘリコイドの摺動が最初から悪い(敢えて渋いとは言いません)事でも有名なレンズです。使っているうちにアタリの来るのもあればそのままグリス切れになってカクカクしちゃうのもあります。私の使っているのは後者でした。ここにきて「とうとう使えなくなった」というのが、事の経過です。

 さて、ヨドバシの「修理ポイント」も溜っている事だし、これで修理しようとヨドバシへ持って行きました。それが2月22日。ほどなく修理が上がってきたので引き取りに行きました。確かめてくれと言うので確かめたところ、確かにグリスの足されている感触はあるものの、肝心の摺動の悪さはそのままでした。この修理、メーカーであれば部品を交換して動きが非常に滑らかになるとネットのどこかで読んだことがあるので、おかしいと思って伝票を見ると、修理したのは大阪の日研テクノでした。メーカーがそこを指定しているのか、ヨドバシが独自にそこへ出しているのか知りませんが、この修理にはがっかりしました。修理内容もグリスアップのみでした。
 その場ですぐに、「直っていない」とクレームを言い再修理を依頼しました。

 さて、それから1ヶ月と少し経った昨日。件のレンズは戻ってきました。その場で確かめてみましたが、見事に改善されていました。修理したのはメーカー。内容もヘリコイドと指標(恐らく一番マウント側のリング)交換となっていました。
 嬉しかったですが、同時に複雑な気分でした。単に客が納得しなかったからメーカーに回した。それだけの事だとは思うのですが、日研はどうして最初からパーツ交換で修理してくれなかったのでしょうか?明らかに直ってはいない品物を客に返してきたのです。
 しかも修理料金は同じです。私がクレームを付けたから、仕方無くコスト無視で修理してくれたという事なのでしょうか?そうではないのなら、最初のパーツ交換を含まない修理代金の請求はなんだったのでしょう?ちょっと考えてしまいますね。傍目には悪く解釈すればゴネ得とも思われかねません。

 まぁとにもかくにも直って嬉しいです。直ったからあんまり文句は言わないようにしたいのですが、もし他にこのレンズのヘリコイドの摺動の悪さにお悩みの方は、直接メーカーに部品交換を伴う修理を依頼された方が良いと思います。きちんと修理されて帰ってきますよ。

GF670Professional発売日決定2009/04/14 23:48

 延期されていたGF670Professionalの発売日が決定しました。ヨドバシのサイトによれば次の通りです。

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中判フィルムカメラ「GF670 Professional」発売日決定
2009年04月14日20時30分

携帯性に優れた蛇腹折りたたみ式の軽量・コンパクトボディを実現した中判フィルムカメラの新製品「GF670 Professional」の発売日が4月24日(金)に決定。蛇腹折りたたみ式の中判カメラとして、初めて6×6cm判と6×7cm判を切り替える機能を搭載しており、画面サイズの切り替えと連動して、ファインダーの視野内で撮影範囲を示すブライトフレームや、フィルムカウンターなども切り替わります。レンズは4群6枚構成、焦点距離80mm 明るさF3.5の新設計EBCフジノンレンズを採用。クセのないシャープで自然な描写を実現します。人気商品の為、入荷次第順次のお届けとなります。ご了承のうえ、ご注文いただけますようよろしくお願いいたします
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 とのこと。

 シグマDP-2と同じ日です。う~ん、嬉しいやら困ったやら。でもまぁ嬉しいかな。

LEITZ FOCOMAT V352009/04/15 21:21

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━

 年長の古い友人がフォコマートV35を譲ってくれました。「もう目が辛くなって使えないので…」と仰って頂いたものです。
 私は彼がこれを新品で購入した時からの知り合いでしたから、あれからもう随分と時間が経ったのだなぁと思います。
 彼は生っ粋のライカマンで
「エルマーはライカマンの米の飯」
というのが彼の信条なくらいライカな人です。

 まだやっと梱包を解いた状態ですが、これから架台に据えて使う準備をして行こうかと思っています。
 V35に関しては驚く程情報が少ないですね。もっともフォコマートはIシリーズ以外は情報が少ないです。少し使えるようになったら情報を発信して行きたいと考えています。

GF670実写してみました。2009/04/25 11:22


 GF670がやってきました。昨日の日誌にも書いたのですが、あれから昼間に撮影したモノクロフィルムを現像してみました。

 たった二本撮影しただけですし、作例もひどいものですし、光線状態にもバリエーションを持たせて撮影したわけではありませんが、この時点での感想としては、とてもいいレンズだと思いました。解像力やコントラストやトーンがうまくバランスしている、優秀な現代的レンズです。逆光や人口光線下、最短距離での撮影も良い結果でした。これまでのフジノンレンズのことを考えれば、その他の条件下でも問題はないでしょう。

 ネガをスキャンして見た第一印象で思った事は、ハイライトのトーンが豊富で、シャドウは若干落ち込むかな?ってところですが、これはまぁ露出や現像の加減からそうなったのかも知れません。ですがまぁTMYとの相性は悪くないという感じがします。

 ハッセルブラッドのレンズと同じような用途…非常に素性の良い素材としてのネガをつくる…事の出来るカメラだと言う印象を、今、持っています。

フード病治癒2009/04/28 09:06

 長らく患っていたフード病ですが、このたび治癒しました。フード無しでももう平気で撮影できるようになりました。

 考えてみるに、もともとスプリングカメラを割合多く使い始めた時期から治癒への道は始っていたのでしょう、フードを持ってはいるものの、使わない事も多かったのです。ペルケオ。イコンタ・ビテッサ…どのカメラのフードも外れやすく、けちくさい自分は安くもないフードを失うことを恐れて余り使わないという本末転倒な事になってしまっていました。

 次のきっかけは去年から少しずつ撮り始めたトイカメラによる撮影で、もとよりトイカメラはフードなんかついていませんからそのまま撮影することになります。有害光・迷光が入ったら入ったでそれも絵の一部と考えるわけですからなにもかもそのまんま。そうこうするうちに、そのまんまでもいいかぁ…と考え始め、そこに今年のGA645iで携帯性をよくするためにフードをつけない事にしたのが決定的でした。

 もう強迫的にフードのないカメラ・レンズは使えないなんてことは無くなりました。保護フィルタもさして気になりません。この先、自分とともにカメラも少しずつ消耗し、朽ちて行けばいいのだと考えるようになってきたのでしょう。

 新しいGF670はフィルタをつけたまま折りたたむことすらできません。これがフード病を患っていた時期ならひどく気にかかった事でしょう。でも病が治癒したおかげで、なんとも思わなくなりました。フィルタをつけて折りたためたらいいなぁとは思いますが、出来無いからがんがん使えないと言うこともありません。

 強迫的で無くなると言うことはなんと開放された楽な気分なのでしょう。こだわりが無くなるというのは、それはそれでいいものだなぁと思います。あれもこれもときょろきょろするのは、あまり格好が良くないとされていますが、道楽の世界ではそれもまた「あり」だと思うのですが。