ZONE-VIヘッド開頭してみた2010/10/07 23:20

 ZONE-VIのヘッドの方を開けてみるべしで、止めネジと思われるヘックスを8箇所外してみたが、うんともすんとも動かない
 。接合部がどこなのかよくわからないのだが、どうも光漏れを防ぐためにシリコンでシールしてあるようだ、これが接合部ではないかと思う。

 この部分だけはアメリカ製とは思えぬほどきれいに丁寧に作業されており、これを壊すのは忍びない。
 もう一度各ケーブルを接合して通電させ、試してみようと思う。

 同時に、ARISTOのヘッドに交換することも考えても良いかも知れない、円高で安いうちに買っておくのも悪くはないかも知れないなと思う。がしかし、こんなものにお金をかけるのなら、デジタル機材に投資したほうがこの先良いのかも知れないなとも思う。

 いずれにせよ思案六っぽ。

開腹から開頭へ2010/10/06 23:59

 インチサイズの精密ヘックスが到着したので、タイマーを開腹して基板を外してみた。リレーが入っているなんて書いたけれど、リレーなんか入っていなかった、あれはLPLの方だったか?

 電源を入れたり切ったり、またヘッドとのコネクションをつないだり切ったりした結果、どうもタイマーだけの問題ではないような雰囲気になってきた。もしかしたらタイマーじゃなくてヘッドの方に問題があったのかも知れない。

 今日はもう時間切れ、明日、ヘッドの方も開腹…じゃおかしいな、「開頭」してみよう。ついでに蛍光管も、製品番号を見て、Aristoに同じものがあれば注文してもいいだろう。

 いよいよタイマーがダメだったら、コンデンサヘッドに載せ替えるか、普通のマルチコントラストの散光式ヘッドとして使うしか無いのかも。そうなったら嫌だな…。

困ったなぁ…2010/10/05 11:10

 銀塩写真のピンチは続く、個人的に…。

 今日、ふと気がつくと、主力のOMEGA D5に載っけたZONE VIのヘッド、これのコントローラのスイッチが入りっぱなしになっている。

 あれ?とは思ったが、主電源スイッチは切れている。電源が入りっぱなしで、しかしすべてのスイッチの操作は受け付けない。
 電源スイッチを激しくON-OFFしてみてもだめ。これは困った。これがないとヘッドは意味を成さない。

 想像するに、内部でカチカチ言っているリレーでも壊れたのかも?そう思って開腹してみることにした。

 ネジを外そうとすると…あ、インチサイズのヘックスだ。それで付属のヘックスレンチを取り出してきて開けてみる。中は基板が一枚入っている電子的なもの。で、その基板を取り付けてあるネジが…これまたヘックス。ところが付属工具のヘックスレンチに嵌合するものがない。なんだよーとぶつぶつひとりごちながら、ミリサイズのヘックスを当ててみたら、やっぱりインチサイズ。お手上げ。

 仕方がない、買うしか無い。ということでAmazonでインチサイズの精密ヘックスレンチをポチっとな。
 これって、いぜんだったら東急ハンズへ週末に買いに行くしかなかったよなぁとしみじみ回想する。

 とりあえず明日までこのまま。悪い部品が特定できたら、パーツを買って取り替えるしか無いんだろうけれど、なんだかもう面倒になってきたぞ銀塩写真。でも、もうちょっとやりたいしなぁ…。

写真月間用のプリント2010/05/12 13:24

 すでに一週間近く前の話になってしまいますが、月間用のプリントを作りました。
 まずはシミュレータで、正確に縮小した展示壁面とフレームセットで、展示プランを練ります。配置はもちろん、マットのカラー、写真内容の検討から並びまでをああでもないこうでもないとひねもす一日試行錯誤します。いい加減うんざりする作業ですが、とりあえずプランは立ててしまわなくてはなりません。



 大きさはフレームが22in×28in、印画紙のサイズは全紙です。今回はイルフォードのMGFB1Kを使いました。サイズが大全紙のためうちのバットには大きすぎて処理できませんので、先に購入していたカッターで切り落とし、全紙にしました。もったいないですけどね。無論切れ端はテストピースにします。



 今回はヘッドをコンデンサに変えたのでフィルタも一枚に割りきってしかもストレートプリントにしています。



 まぁなんとか自分の意図に沿ったものができました。今回はプリントが楽しかったです。殆ど学生の頃と同じようなやりかたで出来ましたからね。例えて言うなら、「トライXで万全」ってなものです。自転車に例えるなら「クロモリ・ホリゾンタル」ってところでしょうか?

 これで木製パネルに水張りでもしてやればそれこそ「万全」なのでしょうが、さすがにそれはできませんので、このあと、普通にマッティング額装する予定です。

オメガのヘッド交換2010/05/06 18:32



 今日も休日です。朝から暗室の片付けを始めて、そろそろプリントにかからなければならない写真月間のための作品を作るために、下準備を始めました。

 今回は思うところあって、ずっと愛用しているオメガにのっけているZONE VIのヘッドを本来のコンデンサヘッドに載せ替えました。オメガのこのタイプのヘッドは集散光式としてはもっとも集光式に近いライトソースを得られるので、ちょっと交換してみました。
 もっとも、そう変わらないでしょうけれどね、画像は。

 今日のところは散髪にも行ったことだし、これだけでおしまい。続きはまた明日です。プリント出来るまでにはまだもう少しかかるでしょうね。

コンタクトの作成2010/04/20 22:51


 昨日現像してネガファイルに入れてあったもの、今日はコンタクトを取りました。ネガはすべて8×10の印画紙にコンタクトのとれるものに入れてありますが、実際にコンタクトを取るのはスキャナです。こちらにしてもA4サイズのスキャナでシートごとスキャンです。

 あとで濃度の適当な調整は必要ですが、コンタクトを画像データにしておくのは何かと便利です。ネガ整理のExcelともリンク出来ますし、また簡単な…たとえば切り抜きしてWebで使うなど…加工はPicasaでできます。銀塩写真をするにしてもパソコンのアシストはありがたいものです。

 それにしてもスキャンに時間がかります。あんまりおかしいとも思わずに、歌なぞ歌いながらのんびりやっていたのですが、もしかして、古いUSBハブに問題があったかも?

本日現像16本2010/04/19 18:19


 …とまぁ、ここからリンクさせてもらっているpbさんの真似をして書いてみました。一度書いてみたかったんですよねぇ、いつも数本でへばっているので。ちなみに一日に16本は個人新記録です。今までの最高は14本…とまぁ、実に情けないペースでしか現像出来ません。

 しかも今日は、仕事を休んで現像しました。それも、去年の分…あざやかによみがえる去年の秋の日冬の日…。きっと潜像は退化していると踏んで一割増しに現像しましたが、最も古い分はそれくらいでした。冬の分は殆ど問題がありませんでしたね。強いぞTMY!

 これでやっと「去年の分」の「120」は全部現像しました。残るは「去年の分」「35mm」です。こっちは一度に三本現像できるので、まぁ仕事を休まなくても大丈夫でしょう。

 やれやれ、腰は痛いし腕や首は凝るし、これからハンバークこねなくちゃならないし、もうフラフラです。明日はインチキなしに仕事を休まなくちゃならないかも…。

現像液の保存2010/04/01 17:03


 以前にちょっと小耳に挟んでいたのだが、現像液の保存…というか、T-MAX RS デベロッパーアンド リプレニッシャーの保存には陶製の容器がいいらしい。早い話が「壺」だ。それも常滑焼の壺がいいとのこと。  やはり継ぎ足し継ぎ足しでやってゆく、いわゆる「鰻のタレ」方式にはこのやり方が向いているらしい。

 どう考えても空気が出入するのだからあっという間に酸化してしまってだめになり、文字通り色までもが「鰻のタレ」になってしまうのではないかと言う懸念がある、自分もそう考えていた。

 しかしそうではないらしい。

 これはアマチュア写真家の間でいわれていることなので、ちゃんとしたエビデンスに欠けるのがいけないのだが、経験的にどうもそうらしいと言うことだ。まぁ民間療法代替医療みたいなものか?

 詳しく聞くところによると、常滑焼の固く焼きしまった土というのは、事実上トルマリン鉱石と同じになっていて、また、釉薬には常滑焼独特の非常に微細な貫入が入っているのだが、どうもここに入り込んだ液がトルマリンの波動の影響をうけてナノクラスター化し、そのナノクラスターが抗酸化作用を及ぼしているようなのだ。

 また、容器ごと時々(一ヶ月に一度)電磁調理器に乗せ、数秒だけ調理器を作動させて電磁波をあててやると、マイナスイオンが現像液中に発生し、やはりこれも抗酸化作用を持つようになるそうだ。(注意:電子レンジはマイクロ波であって電磁波ではないので電子レンジでは絶対にしてはいけない)。
 こうすることによって活性酸素が中和されてしまうのである。ただこれも常滑焼の容器でないとトルマリン波動共鳴を起こさないので、マイナスイオンは発生しないらしい。

 また、もとの現像液を希釈する水も、基本的には普通の水道水で構わないのだが、できればバイオ波動水を使った方が、波動共鳴が早く起こりより長持ちの効果が現われるそうだ。

 また、こうして保存することにより、保存中の液温の変化に強くなり、なんと沸騰寸前までになっても冷ませば大丈夫であるとのことだ。また凍りついてしまった場合でも、その成分のままの氷になり、海水のように氷だけは真水と言うことにもならない。成分の析出もない。

 加えて、フィルムの露出ラチチュードも大幅に上がるとの話も個人の経験の範囲ではあるものの、報告されている。

 ただしかし長持ちはするものの、現像する度に現像液の成分はフィルムへ移ってしまうのだから、補充しなくても永久につかえるというわけではない。酸化しにくいので作っておいておいても長期間大丈夫だと言うことなのだ。今日作って一年寝かしておいても、当日作ったのと同じように新鮮に保たれているというわけだ。

 現在のところT-MAX RS デベロッパーアンド リプレニッシャーでの話ししか聴いていないのだが、他の現像液でも使えるはずである。できれば経験豊かなD76鰻のタレ現像をなさっている識者の実践報告をお聞かせ願いたいと思うのである。

このエントリは4月1日のウソです

光のものさし2010/03/05 15:57


 長らく放置状態ですみません。やっとこさすこしばかり写真をし始めました。春ですねぇ、やはり啓蟄の頃になると蠢き始めると言う虫みたいな人間です。

 さて、今年の暗室整備の一環として、すでに大サイズ印画紙のカッターは調達したのですが、その同時期に注文していた、照明がやっとこさデリバリーされました。

 スタンドはありきたりなZライトで、そこに東芝の20W色評価用の蛍光管を入れました。これでまぁとりあえず、銀塩にしろプリンタにしろ作品の色味のひとつの基準ができたかと思います。
 無論、厳密なものでもありませんし、実際には高演色性の蛍光管で十分だと思うのですが、まぁ気は心です。とりあえず「色評価用」とか書いてあれば、ひとつのものさしになりますからね。

 前に使っていた無印良品のスタンドがぎらぎらして目が疲れていたのですが、こっちのZライトの方はずいぶんと目が楽です。かなり高くついたと言う印象がありますが、まぁこれで良かったかなと思います。

 思うのですが、若い頃と言うか、子供の頃から同じ趣味をずっと続けていますと、肉体や脳や精神の老化と言うのものをひしひしと実感します。こんな照明ひとつとってみてもそうです。

 昔、AFのSLRが出た頃、高齢の写真愛好家がわっと飛びつきました。そのことを若かった私などはせせら嗤っていましたが、今、その理由がよくわかりました。

カッターを注文しました。2010/01/08 09:13

 あんまりひとは使っていないだろうなぁと思われる暗室用品(?)を注文しました。これです。



 何をするのかというと、大全紙の印画紙を全紙に切る…まぁほとんどそれだけのための道具です。
 今まではどうしていたのかというと、最初はステンレスの定規、後に壁紙カット用のアルミのレールをあててオルファカッターまたはロータリーカッターでカッティングしていました。ところが、この頃は時々失敗するし自分がもたもたすることに苛々してしまうんですね。セーフライトも少し明るめにしてあるので、印画紙を曝露できる制限時間も短いし。それに乳剤面を、机にしろレールにしろ固いものに当てるのは、やはり傷が気になり、またそれで苛々する、でも体はもたもたする。非常に精神衛生上良くない状況になってきました。そこで思い切ってカッターを購入することにしました、半泣きのやけくそです。

 実はこれ、仕事では使っているものなのです。もっとでかいやつですが。さすがに餅は餅屋、仕事は道具、非常に便利なものです。ただ、会社のを借りるわけにもいきませんし、いつでも使える手元に無いとまた苛々しますからね。

 年に何回使うの?という程度のものですが、ただでさえ少ない暗室作業に費やせる時間を稼ぎ出すためには必要なものだと思います。ま、老人の杖みたいなものですかね。