ブロニカRF645の視度調整2012/07/19 15:10

 昨日、とりあえず填めてみたニコンのDK-20Cですが、あれから加工を進めて、ボディ側の金具が貫通するように、上端を切り取ってみました。



 粗い仕事ですみません。左側なんぞ切り取りの位置がずれています。がまぁこういう感じで金具が貫通するように加工します。



 そうしますと、視度補正レンズの中心とファインダの中心が合うようになります。視野も問題ありません。
 また心配していた強度ですが、こうやってつけておく限りにおいては心配無いように思います。左右には切れ込みがあって、つながっている部分は僅かなのですが、その部分に比較的粘りがあるようで、いまのところ不安はありません。

 懸案となっていた、また、ブロニカRF645の使う気を削いでいた視度調整の問題はこれで解決。この先、持ち出す機会が増えるでしょう…重いけれど…。

ブロニカRF645の視度調整2012/07/18 11:17

 去年、思うところ有ってブロニカ最後のカメラであるRF645を買ったのですが、視度調整レンズが無くて苦労しています。

 近眼なのですが、撮影の時の眼鏡が鬱陶しくて、眼鏡は外しているのですが、そうなると当然、視度調整レンズが必要になります。ところが、このカメラはもう生産中止になっていますから、アクセサリが手に入りにくい。大阪のトキワカメラにまだ視度調整レンズがあるのですが、-2や-3のもっとも必要なところはやはり売り切れ、残っているのは-1とか-4、で、どちらも買ってみましたが、やはり合いません。

 考えられるのは他のレンズで代替できないか?です。アイピース部分を外してみて、考えてみました。



 この、金属製のレールを挟み込むタイプのものは無いかいな?真っ先に浮かんだのは、ニコンEMにつけていたDK-20C視度調整レンズです。

 これ、はいるんじゃないかな?とちょっと当てて見ましたら、なんとなく入りそうな感触。幅はOKで厚みがあって入らないようです。そこで、視度調整レンズのボディ側枠を目の細かいサンドペーパーで少しずつ削って厚みを調整してみました。



 少しずつ調整して何度も装着を繰り返して、いいところまで持って来ます。そしたら、うまい具合に入りました。だたし…



 レールが長くて、いっぱいまで入れてもファインダーの中心と視度調整レンズの中心が合いません。見た目もかっこ悪いし。

 しかし、覗いてみると、まぁ、大丈夫。視度の合わないファインダーを覗いているよりはずっと快適です。これ、いいわ!と言うことで、暫定的にこのまま使うことにしました。

 いずれ、精密なのこぎりで、枠の上縁部をきりとってしまい、中心を合わせる作業をしてみようと思います。DK-20Cはまだ現行製品ですから、壊しちゃったりしても、懐には痛いものの、まだ手に入ります。上縁を切り取ってしまうと強度が一気に下がって、割れてしまうかもしれません。が、挑戦してみる値打ちはあるでしょう。ホビー用の精密のこぎりを入手してやってみたいと思います。

 RF645の視度調整に苦労されている方はほとんど居ないと思いますのでこの知識も超トリビアだとは思いますが、必要な人には(多分自分一人でしょうが)福音かもしれないと思います。

大阪写真月間20112011/03/01 13:13


 今年も間もなく大阪写真月間の季節です。昨日運営・実行委員会が行われ、案内の発送や各ギャラリ担当の抽選などが行われました。私はニコンサロンの担当になりました。

 写真月間、今年は下記の会場/日程で行われます。

大阪ニコンサロン・5月26日~6月1日・梅田
キヤノンギャラリー梅田・5月26日~6月1日・梅田
富士フィルムフォトサロン大阪・5月27日~6月2日・本町
ビジュアルアーツギャラリー・5月27日~6月2日・梅田
オリンパスギャラリー大阪・前期・5月26日~6月1日・本町
                  後期・6月2日~6月8日・本町

 参加者の二次募集も3月10日までしておりますので、写真月間二次募集
から申し込み書をダウンロードしてご記入の上、ご応募ください。

新年のご挨拶を申し上げます。2011/01/01 23:59

 明けましておめでとうございます。
 今年の正月は三年ぶりに木曽の別荘で過ごしています。

 去年も写真活動は低調でした。カメラにもフィルムにも食指は動かず、これといって入れ込める被写体は見つからずでした。
 今年もさして変わらないのかも知れませんし、そうではないかも知れません。そのあたりはもう成り行きでしょう。

 今年はある程度デジタルへの移行を考えています。主力の引き伸ばし機が壊れてしまったということも、そのきっかけのひとつです。
 もちろん、それもこれも、どうなることかわかりません。

 まぁあんまりガチガチにならずにやろうと思います。どうせ銀塩をすっかり放棄するなんてことは出来るわけもありませんからね。

 それでは皆さん、今年もどうかうろぼろす堂をよろしくお願い致します。無論、今年も大阪写真月間にも、京都のHowにも出品します。また画廊喫茶エコーでの写真展も考えています。

ZONE-VIヘッド開頭してみた2010/10/07 23:20

 ZONE-VIのヘッドの方を開けてみるべしで、止めネジと思われるヘックスを8箇所外してみたが、うんともすんとも動かない
 。接合部がどこなのかよくわからないのだが、どうも光漏れを防ぐためにシリコンでシールしてあるようだ、これが接合部ではないかと思う。

 この部分だけはアメリカ製とは思えぬほどきれいに丁寧に作業されており、これを壊すのは忍びない。
 もう一度各ケーブルを接合して通電させ、試してみようと思う。

 同時に、ARISTOのヘッドに交換することも考えても良いかも知れない、円高で安いうちに買っておくのも悪くはないかも知れないなと思う。がしかし、こんなものにお金をかけるのなら、デジタル機材に投資したほうがこの先良いのかも知れないなとも思う。

 いずれにせよ思案六っぽ。

開腹から開頭へ2010/10/06 23:59

 インチサイズの精密ヘックスが到着したので、タイマーを開腹して基板を外してみた。リレーが入っているなんて書いたけれど、リレーなんか入っていなかった、あれはLPLの方だったか?

 電源を入れたり切ったり、またヘッドとのコネクションをつないだり切ったりした結果、どうもタイマーだけの問題ではないような雰囲気になってきた。もしかしたらタイマーじゃなくてヘッドの方に問題があったのかも知れない。

 今日はもう時間切れ、明日、ヘッドの方も開腹…じゃおかしいな、「開頭」してみよう。ついでに蛍光管も、製品番号を見て、Aristoに同じものがあれば注文してもいいだろう。

 いよいよタイマーがダメだったら、コンデンサヘッドに載せ替えるか、普通のマルチコントラストの散光式ヘッドとして使うしか無いのかも。そうなったら嫌だな…。

困ったなぁ…2010/10/05 11:10

 銀塩写真のピンチは続く、個人的に…。

 今日、ふと気がつくと、主力のOMEGA D5に載っけたZONE VIのヘッド、これのコントローラのスイッチが入りっぱなしになっている。

 あれ?とは思ったが、主電源スイッチは切れている。電源が入りっぱなしで、しかしすべてのスイッチの操作は受け付けない。
 電源スイッチを激しくON-OFFしてみてもだめ。これは困った。これがないとヘッドは意味を成さない。

 想像するに、内部でカチカチ言っているリレーでも壊れたのかも?そう思って開腹してみることにした。

 ネジを外そうとすると…あ、インチサイズのヘックスだ。それで付属のヘックスレンチを取り出してきて開けてみる。中は基板が一枚入っている電子的なもの。で、その基板を取り付けてあるネジが…これまたヘックス。ところが付属工具のヘックスレンチに嵌合するものがない。なんだよーとぶつぶつひとりごちながら、ミリサイズのヘックスを当ててみたら、やっぱりインチサイズ。お手上げ。

 仕方がない、買うしか無い。ということでAmazonでインチサイズの精密ヘックスレンチをポチっとな。
 これって、いぜんだったら東急ハンズへ週末に買いに行くしかなかったよなぁとしみじみ回想する。

 とりあえず明日までこのまま。悪い部品が特定できたら、パーツを買って取り替えるしか無いんだろうけれど、なんだかもう面倒になってきたぞ銀塩写真。でも、もうちょっとやりたいしなぁ…。

共同写真要品倒産2010/10/04 13:34

 友人である某柑橘系カメラ店有名社員のTさんから共同写真要品が倒産してしまったとの報せがあった。

 自分としてはマスコタンクの販売がどうなるのか心配だ。どこかが代わりに販売してくれるのだろうか?
 僕のマスコタンクはもう大分長く使っている。もう20年くらいになるかも知れない。
 壊れてしまったらどうなるのだろうか?

 はじめは確か、グラフィック・ユニット・ワンという会社が製造だか販売だかをしていたはずだ。いくつかニュースレターを発行していて、たとえばミクロファインの希釈現像のデータ等を提供してくれていた。

 そろそろ追加で購入しておこうかと考えていた矢先の出来事だ、もし、どこかが継続して販売してくれなければ、万が一の時にはどうしようもなくなる。
 そうなったらもう銀塩は止めにしても良いかも知れない。また色素画像フィルムに戻る?いやいや、さんざんラボとは揉めたのだ、もう自分の撮影したフィルムを他者に触らせるようなことはしたくない。だからカラー写真も、デジタルが出て早々に止めたのだし。

 ちょっと困ったかも知れない。

 それにしても、写真の世界の地図がどんどん塗り変わっている。先行き不透明な中で銀塩写真を思うように続けるのがだんだん難しくなってゆく。ポジティブに考える人は現在の写真の状況は選択肢が多く用意されていて悪くないはずだという。しかしそういうポジティブな考えも、その選択肢が減少してゆくという事に対してはあまり考えが及んでいない。自分の立脚する選択の自由が狭められることに対しては、ペシミスティックに考えても良いのではないかと思う。

 あーあ。

 もしこのままマスコタンクが終了したら…困った困ったこまどり姉妹。

どの程度でバランスを取ろうか?2010/10/01 10:45

※きょうからですます調をだである調に変えます。ご容赦下さい。
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 ここのところホームセンターに行くたび、Amazonを覗くたびに、スコヤだの直角定規だの、金指だのT型定規だのの前で脂汗を流している。

 というのは、ブックマット制作の際、制度の高い定規を使うべきか否かと言うことで迷っているのだ。

 今出ている結論から言えば、そんな高精度なものは必要ないのだが、悪い癖でどうしても考え込んでしまう。

 まず、そんな高精度の定規を使ったところで、他とのバランスが取れないのだろうと思うのだ。
 そもそもマット紙やミュージアムボード自体しっかり角が直角になっていない。本気でやるならマット紙自体を切り直さなくてはならない。そうしたところで、フレームも歪んでいる。また精度の高い窓抜きのガイドラインを引いたところで、自分の手でカットする時点で精度は落ちる。どうやったところで多くの要素が精度を落とすことになる。

 無論、それでも高精度な器具を使って作業をすればより制度の高いものができることには間違いないだろう、しかしそれで費用対効果があったり時間や手間をかけただけの効果が出るかといえば、どうもそこまでは出そうに無い。またそれが有意な差として現れれるかどうかも疑問だ。

 自分の目で見て、まぁいいだろうなと言う精度まで詰めていけたら「そんなもんでええがな」と思う。

 実際、外国の有名な写真家の作品でも、マットは結構乱暴に切ってあるし印画紙も驚くほど波打っている事が多い。日本人のアマチュア作家の方が余程精度の高いブックマットを作っている。ではそれが作品全体の品位にどれだけ寄与しているもしくは阻害しているかといえば、どちらもそうでもないなという感じを受ける。

 まぁきっと「そこそこ」で良いのであろうなぁと思う。無論、高みを目指すことに異を唱えるわけでもないし、それを貶めるつもりは皆無で、むしろそれは賞賛されるべきものであると思う。要はバランスを取って全体の底上げを図る必要があると思うわけである。それこそこの問題にはネガキャリアマスクやイーゼルマスクの精度から関わってくるもなのだと思う。バランスを取ることが合理的なのではないだろうかと思うのである。

未現像残りあと8本2010/09/27 22:57

 溜まりに溜まっていた未現像フィルむですが、やっとあと8本というところまでやってきました…あ、今日、一本撮影したから9本ですね、まぁいいかタイトルはそのままで。

 ヨドバシも別注すればエクストールを送ってくれるので、ケミカルも問題がなくなってきました。消耗材は総てヨドバシの通販で手に入るようになりました。

 楽ですね、通販でみんな手に入るようになると。

 さて、今週中に、すべてやっつけてしまいたいですね。