ローライ35RF・ゾナー40mmF2.8 ― 2006/04/09 14:16
「後悔日誌」にも書きましたがヨドバシのポイントがたまったのでローライ35RFのセット半額セールと交換しました。ヨドバシのような大規模量販店ではもはや銀塩カメラは死に体で、ディスプレイもぞんざいですしカタログさえ用意してありません。売り場にやる気の無さが充満しています。そんな中でこのカメラもプライスタグ以外には「半額!」などというポップを付けられることもなくひっそりとケースに並んでいた、というか、放置されていたという表現の方が正しいでしょう。さびしいものです。
このカメラ、早い話がコシナのベッサR2です。違うのは貼革が革ではなくゴムです。しかしこのゴムだと言うことが意外なアドバンテージになっているように思います。とにかく持ちやすいのです。グリップだのなんだのとホールディングのために腐心するのですが、こういうふうに手に吸い付くようにするということが、他の工夫の全てを凌駕するように思います。
付属のゾナーは基本的にローライ35Sのものと同じだとのことですが、コーティングも違いやはりこちらの写りの方が若干ヌケの良い現代的な写りであるように思えました。使ってみて意外に良いカメラでした。ライカでとりあえずのてっぺんを経験したけれど、古いキャノンPを使うのも行きすぎだし、珍しいカメラ使うほどのマニアでもないし、ベッサR3A使うのもちょっとマジすぎるし、かといって俗っぽさを捨てきれない・・・そういう方にはぴったりです。って、自分のことですかね?わはは。
このカメラ、早い話がコシナのベッサR2です。違うのは貼革が革ではなくゴムです。しかしこのゴムだと言うことが意外なアドバンテージになっているように思います。とにかく持ちやすいのです。グリップだのなんだのとホールディングのために腐心するのですが、こういうふうに手に吸い付くようにするということが、他の工夫の全てを凌駕するように思います。
付属のゾナーは基本的にローライ35Sのものと同じだとのことですが、コーティングも違いやはりこちらの写りの方が若干ヌケの良い現代的な写りであるように思えました。使ってみて意外に良いカメラでした。ライカでとりあえずのてっぺんを経験したけれど、古いキャノンPを使うのも行きすぎだし、珍しいカメラ使うほどのマニアでもないし、ベッサR3A使うのもちょっとマジすぎるし、かといって俗っぽさを捨てきれない・・・そういう方にはぴったりです。って、自分のことですかね?わはは。
ゾナー40mmF2.8 ― 2006/04/10 21:11
ローライ35RFに付属していたゾナー40mmF2.8です。
基本的にローライ35Sに付いていたものと同じもので、コーティングが同じローライHFTだけれども、現代的にリファインされているとの事でした。
写りはまっとうに現代レンズで、現代レンズも好きな自分としてはなかなか好感の持てる写りです。それに40mm好きなので、画角も非常に使いやすくて気持ちがよいです。
いずれにせよ、これからもっと使ってみたいと思います。このあたりのレンズには新しいものではペンタックス43mmF1.9やツアイス・プラナーG45mmF2、少し古いですがロッコール40mmF2など、素晴らしい写りのレンズがごろごろしています。まだ評価の途中ですが、コシナのノクトン40mmF1.4などというのもあります。
ずっと若い頃は35mmが好きでしたが、今はどちらかというと40mmが好きになっています。
基本的にローライ35Sに付いていたものと同じもので、コーティングが同じローライHFTだけれども、現代的にリファインされているとの事でした。
写りはまっとうに現代レンズで、現代レンズも好きな自分としてはなかなか好感の持てる写りです。それに40mm好きなので、画角も非常に使いやすくて気持ちがよいです。
いずれにせよ、これからもっと使ってみたいと思います。このあたりのレンズには新しいものではペンタックス43mmF1.9やツアイス・プラナーG45mmF2、少し古いですがロッコール40mmF2など、素晴らしい写りのレンズがごろごろしています。まだ評価の途中ですが、コシナのノクトン40mmF1.4などというのもあります。
ずっと若い頃は35mmが好きでしたが、今はどちらかというと40mmが好きになっています。
コーワ6・グリップ ― 2006/04/11 10:15
やっとこさ納得の行く程度のグリップを見つけたので買ってしまいました。無論その高価さには納得が行きませんでしたが、こういうときに買ってしまわないとあとあと後悔するのは目に見えています。
コーワ6・のグリップには他にもL字型のグリップやピストルグリップがあるのですが、ボディにはこのグリップを取付けるためのブラケットが設置されているので、これを使わなければとても気持ちが悪くてたまりません。
やっっとこさこれですっきりした気分です。
あとはフォーカシングハンドルと標準レンズ用のオリジナルフードで「あがり」にしようと思っています。
コーワ6・のグリップには他にもL字型のグリップやピストルグリップがあるのですが、ボディにはこのグリップを取付けるためのブラケットが設置されているので、これを使わなければとても気持ちが悪くてたまりません。
やっっとこさこれですっきりした気分です。
あとはフォーカシングハンドルと標準レンズ用のオリジナルフードで「あがり」にしようと思っています。
アグフア・マルチコントラスト・プレミアム310RC ― 2006/04/20 09:08
最後に残っていたこの印画紙を十枚程度使っただけで捨てました。
理由は、乳剤塗布の際に泡でも出来ていたのか、いわば乳剤のピンホールのようなものが多出したからです。致命的な障害がいつどの様な頻度で出現するかわからないような印画紙など全く使えません。テストピースにするにしても、同品の大サイズは使っていないしもはや絶版の印画紙だし、全く使途がないのです。今更購入店に言って返金や交換を要求するのも面倒ですし、もうそのまま捨てて忘れ去ってしまうことにしました。
あの素晴らしいInsigniaのような印画紙を作っていたアグフアも最後はこんな酷い状態でした。なんということでしょう。
Auf Wiedersehen AGFA。
理由は、乳剤塗布の際に泡でも出来ていたのか、いわば乳剤のピンホールのようなものが多出したからです。致命的な障害がいつどの様な頻度で出現するかわからないような印画紙など全く使えません。テストピースにするにしても、同品の大サイズは使っていないしもはや絶版の印画紙だし、全く使途がないのです。今更購入店に言って返金や交換を要求するのも面倒ですし、もうそのまま捨てて忘れ去ってしまうことにしました。
あの素晴らしいInsigniaのような印画紙を作っていたアグフアも最後はこんな酷い状態でした。なんということでしょう。
Auf Wiedersehen AGFA。
携帯用フォーカシングフード ― 2006/04/21 11:42
オークションに面白いものがあったので落札してみました。
革製の折りたたみ式携帯用フォーカシングフードです。折り畳んだ状態と使い方はご覧の通り。
二眼レフ全盛時代の製品に間違いないでしょう、その頃から二眼レフのピントグラスが暗いという悩みはあったようです。
これを装着すれば、フードは密閉されその分ピントグラスが明るく感じられて焦点調節はやりやすくなります、ほんの少しだけ。劇的効果は感じられず、気は心くらいでしょうか。それに、ルーペの倍率が低くて、視野全体をほぼ見ることは出来るものの、焦点調節の精度は落ちてしまいます。
さして役に立たないアクセサリですが、時代が感じられて非常に楽しいものではあります。古き良き写真の時代を感じさせてくれる道具といえるでしょう。
革製の折りたたみ式携帯用フォーカシングフードです。折り畳んだ状態と使い方はご覧の通り。
二眼レフ全盛時代の製品に間違いないでしょう、その頃から二眼レフのピントグラスが暗いという悩みはあったようです。
これを装着すれば、フードは密閉されその分ピントグラスが明るく感じられて焦点調節はやりやすくなります、ほんの少しだけ。劇的効果は感じられず、気は心くらいでしょうか。それに、ルーペの倍率が低くて、視野全体をほぼ見ることは出来るものの、焦点調節の精度は落ちてしまいます。
さして役に立たないアクセサリですが、時代が感じられて非常に楽しいものではあります。古き良き写真の時代を感じさせてくれる道具といえるでしょう。
鶴見線国道駅 ― 2006/04/22 00:26
「ここを撮りたい!」と憧れていたところを撮影に行けたなんて経験は相当久しぶりだったように思います。
別の用のついでにタイトなスケジュールのなかでひねり出した時間を使って行ってきました。有名な撮影場所です。様々なメディアで紹介されて見慣れていたせいか、想像していたのとほぼ同じスケールの場所でした。写真に写っている場所へ行ってみると、写真で見るよりもずっと狭く小さい事が多いのですが、ここはそのまんまでした。
大阪にいるとよくわかるのですが、ひどく近代的でスマートな場所の多い東京や横浜は、同時に信じられない位のノスタルジーを感じさせる場所が残っている街でもあります。この国道駅などは昭和・・・というか、「戦前」を思わせるような景色です。これほど濃い場所は大阪にはありません。有楽町のガード下だって、横丁や小路にしたって、東京のほうがずっと古さを感じさせる場所が多いのです。やはり街が巨大な分、新旧のダイナミックレンジも広いのでしょう。
ここには民家もあって、そこの住居表示は「生麦」になっています。それではじめてここが、あの生麦事件の現場にほど近いのだという事を知りました。
別の用のついでにタイトなスケジュールのなかでひねり出した時間を使って行ってきました。有名な撮影場所です。様々なメディアで紹介されて見慣れていたせいか、想像していたのとほぼ同じスケールの場所でした。写真に写っている場所へ行ってみると、写真で見るよりもずっと狭く小さい事が多いのですが、ここはそのまんまでした。
大阪にいるとよくわかるのですが、ひどく近代的でスマートな場所の多い東京や横浜は、同時に信じられない位のノスタルジーを感じさせる場所が残っている街でもあります。この国道駅などは昭和・・・というか、「戦前」を思わせるような景色です。これほど濃い場所は大阪にはありません。有楽町のガード下だって、横丁や小路にしたって、東京のほうがずっと古さを感じさせる場所が多いのです。やはり街が巨大な分、新旧のダイナミックレンジも広いのでしょう。
ここには民家もあって、そこの住居表示は「生麦」になっています。それではじめてここが、あの生麦事件の現場にほど近いのだという事を知りました。
パタゴニア・クウォンタム ― 2006/04/24 14:38
カメラバッグというのは決定的なものはありません。
カメラバッグとして販売されているものは「いかにも」と云った感じだし、実用的ではあるのですがデザインが今ひとつだったりします。カメラバッグではない汎用のバッグなどでは不便なことも多い。あちらを立てればこちらが立たずと帯に短し襷に長しです。
現在、もっとも愛用しているのは、既に廃盤になってしまったパタゴニアのこのシングルストラップです。背中に背負えるしいちいち降ろさずにくるりと前に回して荷物にアクセスできます。カメラの取り出し、フィルムの交換ともに非常に素早くできます。容量も比較的あって、メインの中判カメラ1台を中心にフィルムだの一脚だのいろいろ入ります。バッグの中身はまた後日ご紹介しましょう。
とにかく非常に良くできていて、ぶらぶら遠くへ撮影出かけるには最適です。今月初めの横浜。・東京への一泊二日もこれで行きました。
カメラバッグとして販売されているものは「いかにも」と云った感じだし、実用的ではあるのですがデザインが今ひとつだったりします。カメラバッグではない汎用のバッグなどでは不便なことも多い。あちらを立てればこちらが立たずと帯に短し襷に長しです。
現在、もっとも愛用しているのは、既に廃盤になってしまったパタゴニアのこのシングルストラップです。背中に背負えるしいちいち降ろさずにくるりと前に回して荷物にアクセスできます。カメラの取り出し、フィルムの交換ともに非常に素早くできます。容量も比較的あって、メインの中判カメラ1台を中心にフィルムだの一脚だのいろいろ入ります。バッグの中身はまた後日ご紹介しましょう。
とにかく非常に良くできていて、ぶらぶら遠くへ撮影出かけるには最適です。今月初めの横浜。・東京への一泊二日もこれで行きました。
うなぎ菱東 ― 2006/04/26 20:47
大好きな街、福島の浄正橋界隈には良い店が多くありますが、うなぎの菱東はその中でも一番の老舗でしょう。
建物も古いのですが、自分には懐かしい寺田町の伯父の家に居るような、鶴橋にあった友人の家にいるような、そんな町家の居心地の良さがあります。
無論、食事も美味しいものです。残念なのは江戸風であると言う事ですが、それがどっちでも良くなってしまう味です
昔は店のそばを阪神電車が走っていて、福島駅がありました。梅田からたった一駅離れただけとは信じがたい長閑な風景がそこにあったのです。
ライカM6・ズミクロン35/2asph(L)で撮影。良いレンズなんですが重すぎます。
建物も古いのですが、自分には懐かしい寺田町の伯父の家に居るような、鶴橋にあった友人の家にいるような、そんな町家の居心地の良さがあります。
無論、食事も美味しいものです。残念なのは江戸風であると言う事ですが、それがどっちでも良くなってしまう味です
昔は店のそばを阪神電車が走っていて、福島駅がありました。梅田からたった一駅離れただけとは信じがたい長閑な風景がそこにあったのです。
ライカM6・ズミクロン35/2asph(L)で撮影。良いレンズなんですが重すぎます。
シグマリオンIII ― 2006/04/27 21:53
家で、職場で常にネットにつながっている状態なので、やはり外でもネットに接続出来る環境は私には必須のものです。ネットがあれば出先で予定外の行動を取るのも自由です。行き当たりばったりの楽しさもあるかもしれませんが、もうこんな年齢だし時間も少ない、そんな自分が場当たりな行動を取ってへまをやるとダメージが大きすぎます。ネットで情報を得ながら行動すればそれは防げます。ネットは自分を自由にしてくれます。
シグマリオンIIIとFreeDカード。性能や接続環境には大いに不満がありますがそれでも無いよりはずっとましです。
無論、行き当たりばったりではなく、きっちり予定を立てている時の資料もこのなかに入れてゆきます。
写真撮影に使うという事はありませんが、暗室ではマットを抜く時の計算をこれにさせて寸法を決定しています。
シグマリオンIIIとFreeDカード。性能や接続環境には大いに不満がありますがそれでも無いよりはずっとましです。
無論、行き当たりばったりではなく、きっちり予定を立てている時の資料もこのなかに入れてゆきます。
写真撮影に使うという事はありませんが、暗室ではマットを抜く時の計算をこれにさせて寸法を決定しています。
暗室で音楽 ― 2006/04/30 02:33
暗室作業をされている多くの皆さんが音楽やラジオを聴いていらっしゃるのではないかと思います。私もそうです。
私のは特に音楽の好みというのはなく何でも聴く雑食性なので、iPodに詰め込んだ曲を適当に再生させて聴いています。それでも、最近はノリの良い曲を聴いた方がストレス無く作業出来るような気がしているので、そんな曲ばかりを集めてプレイリストを作り、聴いています。
ここのところはSupercarの"baby onece more"という、映画「ピンポン」の中で使われていた曲が良いみたいで、プリントも上手く行きます。
前のスピーカは電源アダプタの関係で使いにくかったので、無印良品のスピーカを買って来ました。音質など望むべくもありませんが、何れ真空管アンプとバックロードホーンを入れるまでは、これとiPodでしのぎたいと思っています。
私のは特に音楽の好みというのはなく何でも聴く雑食性なので、iPodに詰め込んだ曲を適当に再生させて聴いています。それでも、最近はノリの良い曲を聴いた方がストレス無く作業出来るような気がしているので、そんな曲ばかりを集めてプレイリストを作り、聴いています。
ここのところはSupercarの"baby onece more"という、映画「ピンポン」の中で使われていた曲が良いみたいで、プリントも上手く行きます。
前のスピーカは電源アダプタの関係で使いにくかったので、無印良品のスピーカを買って来ました。音質など望むべくもありませんが、何れ真空管アンプとバックロードホーンを入れるまでは、これとiPodでしのぎたいと思っています。
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