きれいな嘘でだましたい2007/12/20 14:52

嘘

 『写真の悲劇はphotographを写真と訳された時から始まった』
 写真はただの光で描いた画。光画というのが正しいように思いますが、素直に考えても穿って考えてもどちらにも解釈できて、無限の迷宮に迷い込みます。

 写真という言葉にこだわるから絶対非演出・絶対スナップという考えも生れるし、それは崇高な考えだけれど下衆が解釈するとジャーナリズムこそが写真なんて不遜な考えに至ってしまいます。

 もっともそんなことどっちだって良いんですが。少なくとも僕の写真は嘘ばかりでそこに真実なんてありません。本当のところがどこにあったって自分には関係がないし、何が本当なんてわからない、本当の事なんて知りたくもありません。
 何か訴えたいことがあるわけでもないし、立派なことなど何もない。ただ、自分が観たいように観るだけです。

 でも、どうせなら、観てくれる人をきれいな嘘でだましたい。ただ、そう思いますね。

コメント

_ neurologist ― 2007/12/22 22:46

はじめまして。
自分の考えの変遷を言葉にしていただいたようで妙に納得してしまいました。
とはいっても、まだまだ騙せるレベルにないのですが(笑
これからも宜しくお願いいたします

_ うろぼろす堂 ― 2007/12/24 21:37

>neurologist さん。
 初めまして。どうぞよろしく。
 似た考えをお持ちの方がいらっしゃってほっとしました。上手にだませるレベルにないのは同じ同じ、ご同慶の至りと言うものです。
 ブログも拝見しました。あのレンズをお使いだとは。それにしても、きれいですね。大胆なフレーミングのポートレートが素晴らしいです。よろしければリンクさせて下さい。

_ neurologist ― 2007/12/25 02:12

うろぼろす堂さま
ありがたく勿体ないお言葉です。
リンクの件、よろこんでお受けいたします。
当方からもリンクさせていただきました。
(LINK > USERの項)
これからも宜しくお願いいたします。

_ うろぼろす堂 ― 2007/12/25 09:22

>neurologistさん
 ご快諾ありがとうございます。さっそく作業にかからせて頂きます。また相互リンクしてくださるとのこと、嬉しいです。重ねてありがとうございます。

_ manicure ― 2017/05/03 23:13

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