新風舎倒産2008/01/07 18:41

 評判の悪かった自費出版を主に扱う新風舎が倒産だそうです。
 これには、ザマミロと喜んでいる人も多いでしょう、実際に自分の周囲にもこの会社にやられそうになった人が居ます。
 写真関連では「平間至写真大賞」(現在は新風舎写真賞に変わっています)なるコンテストを開催し、優勝には賞金30万円(?)と写真集の出版という賞が贈られます。ここまでは良いのですが、賞に漏れた人に誘いの電話ががかかって来ます、「今回は大賞を逃したが非常に良い作品でこのままにしておくのは惜しい、自費出版してみないか?」という内容です。無論それなりの経費はかかります、バカにならない額です。そして問題になったのは「一般書店へも配本する」と言っておきながら実際には殆どそんなものは行われず、宣伝費だの何だのとオプションを次々に繰り出してきては、余分に金を支払わせようとする・・・。とまぁ、詐欺まがいと言ってもいいような強引なやり方で、このため「被害者」も出る始末でした。そんな悪評がネットだのマスコミだのに流れ、会社がやり方を少し改めた結果、倒産に至ったという訳で、つまりはやはり悪いやり方をしていたと言う事でしょう。
 あくどい奴が滅びるのは喜ばしい事ですが、すでに支援を名乗り出ている印刷会社があるのだとか。やはり相当美味しいビジネスなんでしょう、自費出版というのは。そりゃそうですよね、もとを回収するために必死で営業しなくても、作るだけで良いんですから。

湯本源太写真展「毒男の世界」2008/01/09 11:53

湯本源太写真展フライヤ
 おなじみグレイスで開催の今月の写真展は湯本源太さんの作品です。独特の作品世界が楽しみです。
 「毒男」ってのは、ねらの方なら今さら説明も不用でしょう。

湯本源太写真展 「毒男の世界」
2008年1月12日(土)~19日 (土)
16日(水)は休廊

湯本源太活動略歴
2000年 Mio写真奨励賞入選
2001年 同上
2002年 同上
2002年 沖縄にてYoung Japanese Photographers展参加
2004年 秋田県立美術館にて有志によるグループ展参加

作家は土日祝日に在廊予定。

 ちなみに湯本さんはご近所の在でした。びくーり(古っ!)

湯本源太写真展「毒男の世界」2008/01/14 17:14

巨大な鱗翔目に気をつけろ!

 目の前に展開する現実やそこに実在する人物を写しながらも何故か希薄な存在感。そこかしこで撮影しながら、まるでサーチエンジンで検索し一纏めにしたような視線・・・対象が同じでも視点がまるで違う・・・。しかし確実にプリントされた作品の現実感。
 作品は様々な境界線上で危うく踏みとどまっている、いつその足下が失われ、暗黒の闇に堕ちて行くのか?輝く光の世界に昇るのか?そのスリリングな快感、そして一通りの作品を観た後に残る奇妙な不安感。
 そうしてふと気付くと、頭上に迫る鱗翔目の巨大なオブジェ・・・。
 ここで感じるこの奇妙な感覚は一体なんなのだろうか?もしかして・・・「俺の目を盗んだな!」

HASSELBLADネオンサイン2008/01/23 16:02

ネオンサイン
 暗室作業とはぜんぜん関係ないんですが、こんなものを手に入れました。ネオンサインというのはなかなかペーソス溢れる感じで、とても好きなのでかねてから欲しいと思っていました。
 だからなんなんだと言われると困ってしまいますが、主にハッセルブラッドで作品を作っている者としては、こういうものがあると気分が良く、気分が良くなれば暗室作業もはかどるってなものです。
 もっとも、作業中にはつけられないんですけどね。まぁ作業が変わったら点灯させて、心和ませるという訳で・・・。

HASSELBLADサインボード2008/01/23 16:08

サインボード
 先のネオンに加えてこんなのもあります。こちらは蛍光灯で光るサインボードです。