コメントを下さった皆様にお詫び2008/05/07 16:53

 朝日ネットの不具合により、4月初旬からコメントが即時公開されない設定になっていました。プロバイダからの通知は読んでいたつもりなのですが、見逃していました。
 この間、コメントを下さった皆さまには、お返事せずに大変失礼致しました。特に旧友 *floydさんにはご無沙汰の上にお返事しないという二重の失礼で大変申し訳ありませんでした。
 常連の皆さん、ご新規さんにも一ヶ月以上の無反応で、大変申し訳ないと思っております。
 今後、よく気をつけておきたいと思います。この度は失礼致しました。

朝日ネットからの通知
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コメントの「即時公開」を希望される場合は管理画面より変更をお願いします ― 2008年04月04日 14時44分21秒

アサブロ管理画面の機能に不具合があったことが判明した為、修正を行いました。
その修正に伴いコメントに関して「受け付ける(即公開)」とされていた方もすべて「受け付ける(チェック後公開)」に変更されております。

コメントの「即時公開」を希望される場合は、大変お手数ではございますが管理画面より変更をお願い致します。変更方法は以下のページをご参照下さい。

ご利用の皆様にご不便をおかけいたしましたことを深くおわび申し上げます。
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第2回☆6-MOTION展2008/05/13 09:43

第2回☆6-MOTION展案内葉書
 三月に第一回目が開かれた「6-MOTION」(ろくモーション)展の第二回目が開催されます。私もまた末席を汚させて頂きます。

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「第2回☆6-MOTION展」
~正方形写真家達による正方形な写真展
2008年5月31日(土)~6月7日(土)・6月4日水曜休廊
11:00~19:00
ギャラリー・グレイス
大阪市生野区勝山北2-4-1
06-6711-5522
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 後述するつもりですが、今回は少し毛色を買えた作品で参加致します。写真月間と会期が重なりますので、月間共々どうぞご高覧いただきますよう、お願い致します。

 在廊の予定はまだ決まっておりませんが、お座敷がかかれば駆けつけますので、どうぞご遠慮なくお呼び出しください。

「屋根裏の堕天使」~第2回☆6-MOTION展2008/05/13 11:01

 今回の6-MOTION展には、今までに発表してきたのとは違う作品を出すことにしました。
 タイトルから多少想像して頂けるかも知れませんが、ヌードと云うか、どちらかというと"ネイキッド"です。
 実は以前にも前職の業界写真クラブのグループ展に出品したことがあったのですが、モデル調達の問題やら1998年イシスでの"村田兼一ショック"(彼の作品はもう別世界のレベルで、私には「神」です)などもあって、撮らなくなってしまっていました。

 最近、デジタルで少しパーツを利用したものを撮ったりもしていたのですが、やはり作品にするには熟成が足りず、今回の出展を断念。でも違う路線の作品を観てもらいたいと悶々とするうち、いきなり5月8日に何か判らない細胞塊のようなものが頭の中に現れ、9日にそれがイメージとして形を無したので撮影プランを立て10日に撮影しすぐに現像プリントして11日にはブックマットに入れて作品にしました。タイトルも作品を見ながら浮かんだ「屋根裏の堕天使」にしました。

 出来た作品は雑誌口絵の域を出ない凡庸なものでものでさしたるオリジナリティを感じて頂けるものではないかも知れません。しかし自分にとっては暴走する別の自分に付き合って作ってみた作品で、それは実に愉快な作業でした。「こんな事もあるんだな」という楽しい思いでいっぱいでした。

 できればこの暴走が思わぬ結果をフィードバックしてくれたら…というか、フィードバックさせて、これから先の何かにつなげて行けたらと思います。頭の中にぼこぼこした黒い塊はまだまだ幾つもあります。それらを一つ一つクリアにし作品にできたら、こんな楽しいことは無いでしょう。まさに、

「朝寝昼寝夕惑い時々起きて物狂い」

ですね。

 面白いもので、こちらで新しいことをすれば、別の方では原点に回帰したがります。大阪写真月間のほうは、10年前に初の個展をしたときと同じ路線…ノスタルジックな夕暮れ写真を出品します。どちらもうろぼろす堂の頭の中です。て言うか、頭の中にはどちらかしかない?

大阪写真月間2008/05/13 15:46

おなじみのロゴ
 写真展の案内が続きますが、大阪写真月間に今年も参加させて頂きます。今年はピルゼンギャラリーの4階があたりました。
 伝統と実績のあるギャラリでの展示はうれしいのですが、なんせ心斎橋…搬入搬出は去年の本町にもまして遠くなりました…と贅沢な悩みです。
 ピルゼンギャラリーでのスケジュールは次の通りです。
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2008年5月29日(木)~6月3日(火)
午前11時~午後7時。最終日は午後5時
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 他のスケジュールに関してはフライヤが送られてきてから、改めてお報せ致します。

 今回は原点回帰というか何というか、ずっと撮り続けている夕暮れ写真です。題名は"NOSTALGIQUE"としましたが、べたべたな下町写真で、しまった!とも思います。なんせぐずぐずしていて、展示プランを出したのは締め切り後二日経ってからでしたから焦っていました。本当は"NOSTALGIA"にしたかったのですが、著名な写真家がこの題名で撮られているので、とても恐れ多いですからね。
 事務局さん遅れてすみませんでした。

 で、まだプリントしていません。適当な時期にプリントしないと焼き直しの無間地獄に陥って、しかも焼き直すたびに結局ダメになって行くという因果な性格ですから。
 今週末あたりからプリントし始めようと思っています。

MOZZ 1st Photo Exhibition 「 ぷ ら な り あ 」2008/05/13 20:40

ぷらなりあ、案内葉書。
 若い写真家三人、竹歳 豊さん・小松 里絵さん・福永 洋介さんの写真展です。それにしても格好の良い案内葉書ですね。この写真を使うってところに、彼らのセンスが窺えるってものです。期待出来そうで楽しみです。
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MOZZ 1st Photo Exhibition 「 ぷ ら な り あ 」
竹歳 豊 × 小松 里絵 × 福永 洋介

期 間:2008年5月18日(日)~5月31日(土)
時 間:平日 12:00~20:00
    土・日・祝 13:00~19:00(最終日は17:00まで)
場 所:フォトピア PIAZ gallery
   〒530-0047
   大阪市北区西天満4-8-3 千壽ビル3F
   TEL:06-6360-1212
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 千スペースはおとなりに"hana"って言うビストロもあって、写真展を観た後にちょっとワインとか、シャンパンブランチの後に写真展なんてのも楽しいかも知れませんね。

Instant Light: Tarkovsky Polaroids2008/05/14 17:20

Amazonで\3,392
http://www.amazon.co.jp/Instant-Light-Tarkovsky-Tonino-Guerra/dp/0500286140/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1210753835&sr=8-1

 「キチショー、上手いな…」というのが第一印象です。

 普段はシネスコサイズ…スチル写真で言えばパノラマサイズになるのでしょうか…でフレーミングしているのに、ポラロイドのスクエアでも完璧にフレーミングしてくる才能には、遠い存在だとはいえそれでも羨望の気持ちを抱かざるを得ません。
 
 完璧なフレーミングとポラロイド独特の質感から醸し出されるこの静謐さは、ポラロイド写真の「写らなさ」とサイズの小ささも大きく関っているように思えます。写真に於いて「写らない」ということは静かであるということです。

 作者の名前はアンドレイ・タルコフスキー。映画監督です。

リバウンド2008/05/15 10:36

 カメラを溜め込むことと体脂肪を溜め込むことはとても似ていますデブの私が言うのですから間違いはありません。行為として体脂肪を溜め込むこととカメラを溜め込むことは同じだと言えるでしょう。

 無理なダイエットにはリバウンドがつきものですが、溜め込んだカメラをダイエットした時にもリバウンドが来ることは、きっと体験されている方も少なからずいらっしゃるんじゃないかと思います。気がつくとカメラを処分する直前よりもカメラが増えていた、カメラを処分する度に結局増える。私もそうです。カメラは減りません。体脂肪も減りませんが。

 一番恐ろしいと思うのは、食い物の恨みならぬ、カメラの恨み。何かというと、逃したカメラの恨みです。「おっ!」と思ったカメラを、ほんの少し躊躇した、逡巡したがために誰かに先を越されてしまったという事、経験ありませんか?私は時々あります。
 これの反動は大きい。恐ろしいリバウンドがやってきます。いけないと思いつつも正気にもどるまでには手もとにカメラが幾つかやってきてしまいます。

 さて、アリバイをながながと開陳しましたが、ワタクシ、先日梅田で富士のGW690を逃してしまいました。その前には通販でEktar47/2付レチナIIを取り逃がしています。
 そして今、同じレチナIIを見つけ同時にIkoflexオリジナルのコーヒー缶を見つけ、この前のAltissaに気をよくしたかPIONYRを見つけ・・・


 蝦蟇の如く脂汗を流しマウスを持つ手が震えています。

イルフォード代替ケミカル2008/05/15 13:13

 中外からイルフォード代替ケミカルとして、従来のものと同じケミカルが発売されていました。サイバー・グラフィックスからイルフォード製品が出ると言うことで安心して情報を求めなかったと言うこともありますが、全く知らず、偶然に調べ物の途中で知りました。
 情報はこちらにあります。
http://www.chugai-photo.co.jp/
 中外としては、すこしでも収益につながることを手放したくないと言うことなのでしょうか。
 イルフォードを引き継いだサイバー・グラフィックスが販売する薬品は、中外とは少しラインナップが異なりますが、何れにせよ値段勝負になるのでしょうね。
http://www.ilfordphoto.jp/index.html
 フィルム現像のための薬品は中外からは発売されません。こちらはサイバー・グラフィックスからのみ供給されるようです。
 両者共倒れにならず、末永く続けて頂けることを望みます。

retouch2008/05/20 10:10

Amazonから拝借
 ニュースフィードで購読しているとある方のブログで、レタッチのことについて触れておられました。

 レタッチについては肯定派否定派中間派に当然別れるのでしょうが、私はもう肯定派で、作品を作る時にはばんばんレタッチしています。トリミングは言わずもがな、焼込・覆焼から果ては裏焼きまでやっています。
 しかしそのことが撮影時点で構図や露出をおろそかにしているかと言えば、そう云うわけではありません。出来るだけイッパツで作品になるように撮っているつもりです。
 しかし現実は厳しい、そう思っていてもままならぬ事の方が多いです。
 また、これは重要なことなのですが、同じネガであってもプリント時の気分によって、どう仕上げるかなんて事は常に変わって行きます。一枚として決定的な同じプリントはできません。もっともそれは、決定的一枚が著名になって世の中に流通していない証拠でもありますが、であるからこそ、常に同じプリントを作る必要も無いわけです。

 このブロガーの方も書いておられたのですが、写真は私もやはり「光画」だと思います。どっちにしろ写真なんて"真"を写し得ないことは、写真を撮っている人なら皆理解しているはずです。だったら、美しい嘘で観てくれる人を騙してあげた方がいいのでは無いでしょうか?毒を喰らわば皿までです。

 無論、レタッチ否定派を批判したり否定するつもりは毛頭ありません。それもまた素晴らしいことだと思うからです。
 兒嶌秀憲さんは必ずフレームの黒縁を出したフルフレームの写真で素晴らしい作品を繰りだしてきます。彼は撮影時点で印象の強いフレーミングをするし、その印象を仕上げるまでずっと変わらず保持できるのです。
 兒嶌さんはコンタクトプリントを見せろと言われても、胸を張って見せられるでしょう。作品はコンタクトから切り出したように、最初から完成されているのですから。私なんぞはとてもコンタクトを見せられたものではありません。きっと、どれからその作品を作ったなんてわからないと思います。

 それでも大幅なレタッチをすることには些かの抵抗があったのも事実です。中途半端なところで陰々滅々としていましたが、去年の京都での"How Are You Photograpuhy?"では、トリミングとレタッチの応酬で作品を作りました。縦横比など無視して、イーゼルのブレードを一辺ずつ自由に動かしたり、イーゼル自身を傾けたり挙げ句の果てにはZ軸方向にも傾けたりしました。焼込覆焼はいわずもがなです。これできれいに吹っ切れて、レタッチをしてもしなくてもそれも自由自在と思えるようになりました。

 これで少しまた写真が楽しくなったのも事実ですし、フォーマットへのこだわりが少し緩解したように思います。植木等のように調子よくスーダラダッタと撮りたいものです。

追伸:
 無論の事ですが、それでもって他者を詐いて利益を得るようなレタッチ(=「改竄」)まで肯定しているわけではありません。あくまで、「創作」としての写真の範疇でということです。

グレイス受難2008/05/21 00:06

 グレイスから、ギャラリが盗難に遭い設備も壊されたために当面休業するとメールがあった。月末の写真展も中止となった。何があったのだろうか。

http://www.graltd.com/

 写真材料を狙っての事なのだろうか?それとも店頭のショーケースに入っていたアクセサリを狙っての事なのだろうか?どっちにしろ、単価的に高価なものではないだけに、犯人の意図を測りかねる。よくわかってもいない外国人の犯罪かも知れない。

 災難に遭われたオーナーとご婦人、マネージャの兒嶌さんには、心から御見舞い申し上げますとともに、一日も早い立ち直りをお祈り致します。