このブログを読んで頂いたsakura-blendさんから引伸レンズを三本頂戴しました。そのうちの一本がこれです。珍しいRodagon-G 105mm F5.6で、調べたところによると６枚構成の対称型の引伸レンズです。
　105mm引伸レンズは私のオメガで６×６を普段の作品サイズに引き延ばす際に最適な焦点距離で、そのラインナップにこれが加わった事はとてもうれしいです。
　このレンズはマウントのスクリューが一般的なライカマウントではなく、50mmのスクリューになっています。とりあえずは、EL-Nikkor135mmのアダプタを介してマウントできるのですが、そうすると透過照明による絞値表示ができません。アダプタが採光窓をふさいでしまうのです。この透過照明は現在の絞り値が赤で表示され、その前後の絞り値は緑で表示されるというとても美しいもので、どうしてもこれを使いたい。そのためにはマウントを交換する必要があります。幸いにもオメガのレンズボードにはこの50mmが用意されていましたので、さっそく注文をかけました。
　どんなプリントをつくってくれるのか、いまからとても楽しみです。結果が良ければ、今年の写真月間の作品はぜひこれで伸ばしたいものです。
　素晴らしいものをお譲り下さったsakura-blendさんには、この場を借りて重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました。