光のものさし2010/03/05 15:57


 長らく放置状態ですみません。やっとこさすこしばかり写真をし始めました。春ですねぇ、やはり啓蟄の頃になると蠢き始めると言う虫みたいな人間です。

 さて、今年の暗室整備の一環として、すでに大サイズ印画紙のカッターは調達したのですが、その同時期に注文していた、照明がやっとこさデリバリーされました。

 スタンドはありきたりなZライトで、そこに東芝の20W色評価用の蛍光管を入れました。これでまぁとりあえず、銀塩にしろプリンタにしろ作品の色味のひとつの基準ができたかと思います。
 無論、厳密なものでもありませんし、実際には高演色性の蛍光管で十分だと思うのですが、まぁ気は心です。とりあえず「色評価用」とか書いてあれば、ひとつのものさしになりますからね。

 前に使っていた無印良品のスタンドがぎらぎらして目が疲れていたのですが、こっちのZライトの方はずいぶんと目が楽です。かなり高くついたと言う印象がありますが、まぁこれで良かったかなと思います。

 思うのですが、若い頃と言うか、子供の頃から同じ趣味をずっと続けていますと、肉体や脳や精神の老化と言うのものをひしひしと実感します。こんな照明ひとつとってみてもそうです。

 昔、AFのSLRが出た頃、高齢の写真愛好家がわっと飛びつきました。そのことを若かった私などはせせら嗤っていましたが、今、その理由がよくわかりました。