富士・レンブラントV・G22005/11/30 07:44

販売店から拝借
 実におよそ30年ぶりにバライタで全紙に伸ばしました。RCではそれまでにも何度か伸ばしたことはあったのですが、バライタはほんとうに久しぶりでした。
 引伸作業はどうなることかと思いましたが、以前と比べて引伸機が大型化しているので、背面投影などと云うことも必要なく(『背面投影』という言葉自体死語かも)バットも作業机の上に二つ乗せられるし、非常に楽でした。
 レンブラントという印画紙は思いの外使いやすいもので、折れ曲がりに強くラチチュードも高く乾燥時の平面性も良いものでした。懸念されるドライダウンは、アグフアより多くイルフォードよりは少ないと言ったところです。トーンはフィルムと同じくあっさりしたもののように思いました。今回は強いコントラストの'70年代風写真にしたのですが、こういう画づくりにはよく合うように思います。アグフアが無くなってしまって、この上国産の印画紙が無くなってしまっては大変なので、富士の印画紙も積極的に使って行かなくてはいけないかと思います。富士にしても市場をもっと詳しく調査して、モノクロ愛好者がどんな印画紙を望んでいるのかよく知るべきでしょう。そうすればもっと売れる印画紙が出来ると思うのですが。