大阪写真月間2006・田中亜弥「暖かい場所」 ― 2006/06/03 12:59
今回の写真月間の中でもっとも印象に残った作品です。
自分の出身高校の学生食堂とその主人(?)を撮った作品で、自らの大切な場所と人に向けられた、暖かく慈しむようなまなざしには気持ちを大きく揺さぶられました。なんて純粋で強い視線。
ただ、そのまなざしの中には不思議な静謐さが漂っています。それは自分がそこにいた時間はすでに過ぎ去ったのだという、ほんの少しの諦念があるのかもしれません。
オリジナルなのかラボなのか、プリントには些かの粗さを感じますが、かえってそれも見る者に直球を投げつけてくるようで、功を奏していると思います。とてもリリカルでドラマもあり、音楽も聞こえてきそうな素晴らしい作品だと思いました。
感動しました。
自分の出身高校の学生食堂とその主人(?)を撮った作品で、自らの大切な場所と人に向けられた、暖かく慈しむようなまなざしには気持ちを大きく揺さぶられました。なんて純粋で強い視線。
ただ、そのまなざしの中には不思議な静謐さが漂っています。それは自分がそこにいた時間はすでに過ぎ去ったのだという、ほんの少しの諦念があるのかもしれません。
オリジナルなのかラボなのか、プリントには些かの粗さを感じますが、かえってそれも見る者に直球を投げつけてくるようで、功を奏していると思います。とてもリリカルでドラマもあり、音楽も聞こえてきそうな素晴らしい作品だと思いました。
感動しました。
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