LEITZ FOCOMAT V352009/04/15 21:21

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━

 年長の古い友人がフォコマートV35を譲ってくれました。「もう目が辛くなって使えないので…」と仰って頂いたものです。
 私は彼がこれを新品で購入した時からの知り合いでしたから、あれからもう随分と時間が経ったのだなぁと思います。
 彼は生っ粋のライカマンで
「エルマーはライカマンの米の飯」
というのが彼の信条なくらいライカな人です。

 まだやっと梱包を解いた状態ですが、これから架台に据えて使う準備をして行こうかと思っています。
 V35に関しては驚く程情報が少ないですね。もっともフォコマートはIシリーズ以外は情報が少ないです。少し使えるようになったら情報を発信して行きたいと考えています。

FOCOTAR 40mm F2.82009/04/10 21:52

初めて見るフォコター40mm

 LEITZ FOCOTAR 40mm F2.8が手元にやってきました。来週にはこの店子の大家、FOCOMAT V35 がやってきます。マルチグレード・ユニット搭載のもので、旧い年長の友人から譲って頂いたものです。
 V35は35mmフィルム専用機で、35mm専用の引伸機としては一つの究極の形、孤高の存在でしょう。この引伸機を使えるというのはとても大きな喜びです。

 今年は確実に35mmでの撮影は増えるでしょう。やっと今年の写真制作が動き出すというところでしょうか。フィルム現像も再開しましたからね。

最後のコニカパン2009/04/06 00:24

最後のコニカパン。コニカミノルタになっちゃってるけど。
 以前、コニカパンが無くなる時に買っておいた最後の10本、賞味期限が過ぎてしまいましたので、あわてて今日、撮影に使いました。
 せっかくの最後のコニカパンだし、撮影も引伸もヘキサーでと思い、今日はその前半5本をHexar50mm/f3.5で撮影してきました。
 残っていた青春18切符を使い近江長浜へ行き、人通りの多い観光地化されたメインストリートを避けて、ひっそりとした風情のある街路を歩いてきましたが、なかなか良かったですねぇ。ライカ判だけで撮影に出るなんて数年ぶりだったのでどうなる事かと思いましたが、さして、撮影感覚は鈍っては居らず、自分で言うのもなんですが軽快に楽しく撮影できました。50mmレンズの間合いって、なかなかいいものです。撮影感覚は鈍っていないなんて言ってますが、この50mmの間合いの感覚は久しく忘れていましたね。

 あと冷蔵庫に5本。それからブローニーがやはり10本残っています。ライカ判の方は新しいHexanon50mm/f2.4がありますから、それで撮影するとして、問題はブローニーですね。コニカのレンズを搭載した中判カメラは持っていません。この10本のためだけにパールを仕入れるなんて酔狂な事も…したいなぁ…すごくしたい…。あ、でも、引伸レンズが無いやぁ…引伸レンズも…ああ、いかんいかん。

ウルトロン35mmF1.72009/01/15 22:03

買ってしまいました。
 先日、ライムライトで耳さんと遠藤さんに「ライカSマウントで決定的な35mmレンズって無いですかね?」とお尋ねしたら異口同音に「ウルトロン35mmF1.7でしょう」というお答え。そうだったのかぁ。出た時はまるで意識していなかったレンズでした。

 ちょうどその頃は「ズミクロンがやはり最高かな?」なんて思っていましたから。でも、使ううちにその時の虎の子ズミクロン35mmF2ASPHスクリューマウントにもなんとなく不満が出てきて、だんだん使わなくなっていました。

 お二人には「でもカメラよりフィルム。レンズより印画紙ですよ」と言われていたのですが、なんと因業な事でしょう、中古を探して買ってしまいました。欲望には逆らえません。都合よくお勧めに従う事にしました。

 一昨日、昨日とフィルム三本撮影してみました。まだ現像はしていないのですが、さて、首尾はいかがなものでしょう?楽しみです。
 やはり新しい機材は良い刺激になります。余勢を駆って今日は使いこなせなくて悔しいM3+8eleを仕事に持ち出して、道中の駅や車窓で撮影していました。さて、明日と週末はIIIgにウルトロンをつけて出かけましょうかねぇ。

コダック プロフェッショナル エクター100フィルム2008/09/11 07:15

ウェブサイトより拝借
 EKから新しいカラーネガフィルムが登場。

新しいコダック プロフェッショナル エクター100フィルムがプロの写真家に世界で最も微細な粒子のカラーネガフィルムを提供

 とのこと。

 能く読んでみると、なんだか映画用のフィルムを流用しているんじゃないか?そうやって製品の事実上の数を減らしてコストダウンしようと思っているんじゃないか?なんて疑惑ってしまいそうな感じですが、このご時世にとにもかくにもカラーフィルムの新製品を出すというのは歓迎すべき事でしょう。

 もう何年カラーフィルムを使っていないか。近くのラボが光学プリントを止めてから使っていませんね。きっとこれからも使わないと思います。フィルムで撮ってもプリンタでプリントするのではフィルムで撮る意味がありませんからね。
 プリンタで出すならデジタルカメラ。焼き付けるならフィルムで。まだまだこの原則は変えられそうにありません。

目論みは潰えた。2008/07/28 13:15

 滞留している未現像フィルムを一気に処理してしまおうという目論みで購入したISEのタンクとLPLのリールを今日、満を持して使ってみました。
 のっけから取説に書いてあるタンクの容量間違ってるじゃん?思いっきり現像液が溢れました。なんだよこれ?

 で、その結果なんですがとにかくヌケが悪くムラが酷い。薬液の注水排水も上手にやらなければスムーズにできない。とにもかくにも、これは使うのにだいぶん慣れと技術を要するもののようです。自分の手腕を棚に上げて、お使いの方にはほんとうに失礼な発言なんですが、二度と使う気が起こりません。非常用としても使うかどうか…。こんな事なら最初から使い慣れたマスコタンクにしておけばよかったと後悔しきりです。もっともお値段が三万円くらい違いますが。

 やれやれ、一気に解消しようとしていた未現像はまたそのままです。ちょっとオークションで資金を作って、マスコタンクを買い足すことにします。

現像タンクを追加しよう2008/07/23 09:36

 ISEの135_8本/120_4本の現像タンクを注文ました。リールはLPLのもの。普段からまめにフィルム現像をしていれば、長年使っているマスコで事足りるのですが…。
 未現像フィルムというのはある一定の本数を超えると、解消してしまうのは難しくなります。現像したあとからあとから撮影もするからです。今回はどうも、とうとうその時が来たようでいくら頑張っても未現像の山は無くなりません。撮影と現像処理の本数が釣り合ってしまって減らなくなっているのです。

 高校生の頃のベルト式タンクから、その後新発売されたマスコタンクに一気に移って、以来マスコタンク一本槍。新しいタンクは当然ながら慣れていないので使うのに大変不安もあるのですが、多くの人がこれを使って作業をしているのですから、案ずるより産むが易しでしょう。

 手巻きの501Cだの3.5Fだので撮影している時は、一日がかりでも20本程度ですが、これがワインダのついた503CWなんかだとほんの1時間足らずで20本くらいは軽くいってしまいます。ここのところそんな撮影が増えたので、とうとう未現像の臨界に達してしまったという訳です。

 結果がよければ、もう1セットタンクを買って、大量処理の場合はマスコから乗換てしまおうと画策しています。薬液も随分と少なくて済みますしね。

セコニツクユニバーサルL-II型電気露出計2008/04/30 22:21

いわゆる「紙モノ」です。
 手持ちのセコニック露出計のカタログを古書市で見つけたので思わず買ってしまいました。「セコニツクユニバーサルL-II型電気露出計」。
 セコニックのサイトにはまだ取説が残されています。PDFで一枚だけの素っ気ないものですが
 http://www.sekonic.co.jp/product/meter/pdf/L-II.pdf
 こんな昔のカタログが見つかるなんてのは、なかなか愉快なものです。

中古カメラは使い捨て2008/04/21 08:59

 まるで恥を自慢するような行為なのですが、表題の如くこれからはそうしようと考えました。

 やはり発端は日研テクノ→シュリロの修理の事で、昨日、あれから初めて修理見積に出したプラナーEF80/2.8を触ったのですが、驚いたことに少し「かくっ」となる程度だったヘリコイドの動作がすかすかになっていました。つまり、見積のためにとりあえずは「開けた」事は確かなのでしょう、しかしもとの状態にして返すという事にはなっていません。結果としては客のレンズを修理見積のために開けて壊してしまったと言うことになります。

 ただ、これは修理前と修理後の差異を明確に立証できませんから、修理のその場ですぐにクレームを入れたならともかく、一ヶ月あまりも経ってからでは、難しいかも知れません。泣き寝入りと言うことになるでしょう。それはこちらの手落ちも認めるところです。

 8万円のレンズのために5万円近い修理料金を支払うなどと言う旦那芸は出来無いと言うことで、見積料を支払って返してもらったのですが、まさか壊されるとは思ってもいませんでした。

 この経験から「羮に懲りて膾を吹く」訳ではありませんが、さして大切でないカメラについては修理などするよりも、使い捨てにした方が経済的だと学んだように思います。

 それにしても、こんなケースの場合、ヘリコイドの摺動の不良などという目に見えない故障の場合、どうやって故障前後の差異を立証すれば良いのでしょうね。

 まぁ、愚痴なんですが、腹立ちまぎれも手伝って、表題のような事を実行することにしました。もう故障したカメラは余程のもので無い限り修理などせずにそのままジャンク箱で眠ってもらうことにします。

シルバーグレイン・クリアフィクス2008/03/08 14:12

素っ気ない容器
 イルフォード騒ぎの中でやや過剰反応の気はあったのですが、ちょうど良い機会だったので、フィルム定着液をアルカリ性のシルバーグレイン・クリアフィクスに切換え、今日、使ってみました。
 あらかじめテストピースで試してみてからやりましたが、問題なかったので撮影済みフィルムを現像してみました。特になんと言うことなく無事に処理出来ました。薬液は僅かにアンモニア臭があるように思いますが、気になる程ではありません。保存性などの結果が出るのは先の話でしょうが、とりあえずは低公害・低毒性の処理に無事移行出来ました。なによりも酸っぱい臭いがこもらないのがいいです。
 お勧めします。