共同写真要品倒産2010/10/04 13:34

 友人である某柑橘系カメラ店有名社員のTさんから共同写真要品が倒産してしまったとの報せがあった。

 自分としてはマスコタンクの販売がどうなるのか心配だ。どこかが代わりに販売してくれるのだろうか?
 僕のマスコタンクはもう大分長く使っている。もう20年くらいになるかも知れない。
 壊れてしまったらどうなるのだろうか?

 はじめは確か、グラフィック・ユニット・ワンという会社が製造だか販売だかをしていたはずだ。いくつかニュースレターを発行していて、たとえばミクロファインの希釈現像のデータ等を提供してくれていた。

 そろそろ追加で購入しておこうかと考えていた矢先の出来事だ、もし、どこかが継続して販売してくれなければ、万が一の時にはどうしようもなくなる。
 そうなったらもう銀塩は止めにしても良いかも知れない。また色素画像フィルムに戻る?いやいや、さんざんラボとは揉めたのだ、もう自分の撮影したフィルムを他者に触らせるようなことはしたくない。だからカラー写真も、デジタルが出て早々に止めたのだし。

 ちょっと困ったかも知れない。

 それにしても、写真の世界の地図がどんどん塗り変わっている。先行き不透明な中で銀塩写真を思うように続けるのがだんだん難しくなってゆく。ポジティブに考える人は現在の写真の状況は選択肢が多く用意されていて悪くないはずだという。しかしそういうポジティブな考えも、その選択肢が減少してゆくという事に対してはあまり考えが及んでいない。自分の立脚する選択の自由が狭められることに対しては、ペシミスティックに考えても良いのではないかと思う。

 あーあ。

 もしこのままマスコタンクが終了したら…困った困ったこまどり姉妹。