目論みは潰えた。2008/07/28 13:15

 滞留している未現像フィルムを一気に処理してしまおうという目論みで購入したISEのタンクとLPLのリールを今日、満を持して使ってみました。
 のっけから取説に書いてあるタンクの容量間違ってるじゃん?思いっきり現像液が溢れました。なんだよこれ?

 で、その結果なんですがとにかくヌケが悪くムラが酷い。薬液の注水排水も上手にやらなければスムーズにできない。とにもかくにも、これは使うのにだいぶん慣れと技術を要するもののようです。自分の手腕を棚に上げて、お使いの方にはほんとうに失礼な発言なんですが、二度と使う気が起こりません。非常用としても使うかどうか…。こんな事なら最初から使い慣れたマスコタンクにしておけばよかったと後悔しきりです。もっともお値段が三万円くらい違いますが。

 やれやれ、一気に解消しようとしていた未現像はまたそのままです。ちょっとオークションで資金を作って、マスコタンクを買い足すことにします。

コメント

_ 琥珀亭 ― 2008/07/29 09:03

昔々(マスコのタンクが出る前です)、私もISEやLPLのステンレスタンク(ブローニ−2本用)を使ってフィルム現像をしていた時代があります。

現像ムラに悩まされたので試行錯誤した結果、底にミノクッス用リースを入れ、現像液(マイクロドールX希釈液)を入れる前に水道水を入れて膜面を充分濡らすようにしてから、現像ムラが低減した記憶があります。
それでも、ムラを完全に無くすことは出来なかったように思います。

遠い昔の記憶ですので、今とは乳剤も現像液も違ってるので、参考には成らないでしょうが、昔の苦労を思い出したので。

_ じな ― 2008/07/29 09:40

琥珀亭さんと同じく30年近く前のオハナシとして。

私もLPLの4本タンクを使用していましたが、薬液の注入、排出時は完全暗室で大きな蓋を開けて一気に出し入れしていました。これだけで現像むらや濃度のばらつきは軽減された記憶があります。

あの細い注入口ではどうしても無理があったようです。

_ うろぼろす堂寫眞舘亭主 ― 2008/07/29 17:05

 わたしゃ皆さんの30年前を追体験しているわけですね。ほんとにまぁどうにもこうにもならん感じです。多少のムラは織り込み済みだったのですが、これほどとはと驚いています。まぁ授業料です、仕方がありませんね。このタンクは何かの非常用に永い眠りにつかせることにします。

_ ひうら ― 2008/08/03 04:08

私も前浴でハレーション防止層の色が薄くなるまで水を出し入れしてから
現像していますし,かなり攪拌を押さえる現像をしていますが,
それでもリールの縁に近いほど現像が進むのは押さえきれませんね.
薬液は,空気が通過するようにうまい角度でないと液の出るスピードが遅いです.

あまり評価が芳しくないですが,これらに比べると液の出し入れにしろ
ムラにしろパターソンは優れているのですが,いかんせんフィルムが
スムーズに巻き込めないことが多く・・

_ うろぼろす堂寫眞舘亭主 ― 2008/08/04 22:28

 パターソンは127フィルムの現像に使っています。一本用なので結構快適に使えています。
 確かにあのリールの巻き込みはうたい文句みたいな訳には行きませんね。時々つまづいて、酷く時間がかかってしまい、このまま暗室から出られないのではないかと思えてしまう程です。

_ manicure ― 2017/05/03 22:55

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