ピオニール出たけれど…2008/07/05 00:59

 …出たんですが、タイプIでした。欲しいのはゾーンフォーカスのタイプII…。固定焦点だと、いま使っているAltissaBoxと同じですから、かぶるとどちらかを使わなくなるしもったいない。

 なかなか出ませんなぁ、ピオニールII。

向井仁志写真展「母港」2008/07/20 20:35

拝借の品です。
 ご近所にお住まいの写真家、向井仁志さんの個展「母港」を拝見しました。二週連続で、先週は法事の帰りに、そして今日、耳隆さんと勝山信子さんとでお邪魔しました。
 本当は兒嶌さんも一緒のはずだったのですが、兒嶌さんはちょっとしたアクシデントのために来られなくなってしまいました。

 今回の写真は向井さんの故郷で写されたものである事もあって、今までとは違い随分と「此岸」に戻ってこられたなぁという感じが率直にします。(失礼!)
 調子は確かにいつもの向井調ではあるのですが、対象に向けられたまさざしが、微妙に違うように思えます。それだけ、彼と今回の被写体の関係を感じさせます。

 暑い日差し、草いきれ、窒息しそうな空気感…その世界に揺るぎはありません。今回も素晴らしい個展になりました。もっとも私は大の向井ファンですから、必ず素晴らしいと言いますが、やはり素晴らしいです。是非ご覧下さい。

 会期にもまだ余裕がありますが「まだある」と思っていると必ず手遅れになります。今のうちにどうぞお尋ね下さい。画廊喫茶エコーはJR学研都市線四条畷駅の真向かい徒歩15秒です。快速停車駅で交通至便、遠くからでも非常に来て頂きやすいと思います。

向井仁志写真展「母港」
2008年7月6日(日)~8月2日(土)
08:30~20:00(最終日19:00)
木曜日定休
画廊喫茶「エコー」
(JR学研都市線四条畷駅東口すぐ)

現像タンクを追加しよう2008/07/23 09:36

 ISEの135_8本/120_4本の現像タンクを注文ました。リールはLPLのもの。普段からまめにフィルム現像をしていれば、長年使っているマスコで事足りるのですが…。
 未現像フィルムというのはある一定の本数を超えると、解消してしまうのは難しくなります。現像したあとからあとから撮影もするからです。今回はどうも、とうとうその時が来たようでいくら頑張っても未現像の山は無くなりません。撮影と現像処理の本数が釣り合ってしまって減らなくなっているのです。

 高校生の頃のベルト式タンクから、その後新発売されたマスコタンクに一気に移って、以来マスコタンク一本槍。新しいタンクは当然ながら慣れていないので使うのに大変不安もあるのですが、多くの人がこれを使って作業をしているのですから、案ずるより産むが易しでしょう。

 手巻きの501Cだの3.5Fだので撮影している時は、一日がかりでも20本程度ですが、これがワインダのついた503CWなんかだとほんの1時間足らずで20本くらいは軽くいってしまいます。ここのところそんな撮影が増えたので、とうとう未現像の臨界に達してしまったという訳です。

 結果がよければ、もう1セットタンクを買って、大量処理の場合はマスコから乗換てしまおうと画策しています。薬液も随分と少なくて済みますしね。

水ぬるむ…どころではなく2008/07/24 13:05

 性根がひねくれているからでしょうか、大容量の現像タンクを注文した尻からフィルム現像に張り切り出しました。

 それにしてもここ数日の水道水温の上昇はひどい。今日計測したら28.5℃ありました。
 とりあえずフィルムが曝される温度変化をある程度滑らかにしようと、現像液から定着液まで順に水道水温に近づくように温度調整をとりましたが、まぁ気休めでしょう。

 最後にスポンジで水滴をぬぐう時に「ずるぅり」とエマルジョンが剥がれないかとものすごく心配します。夏場はやはりハーデナーを添加した方が良いのでしょうか。

 もっともイルフォード推奨の置換水洗を適温でやれば何ら問題はないのでしょうけれどね。冬場のように。

 それにしても中学生の頃にDPEを始めてからかれこれ33年になりますが、未だにいろいろと迷い決まった道を歩けないでいます。ま、それだけ柔軟なんだと嘯いて自分で納得しているのですけれどね。

オリンパス・ペンが面白い2008/07/28 10:16

派手なニュートンリングはご容赦
 ここのところ縦長画面にハマっていますが、縦長デフォルトと云えばハーフ判かセミ判。とりあえずセミ判レンジファインダは手もとにないので、ハーフ判。ハーフ判と云えばオリンパス・ペンもしくはリコー・オートハーフがその双璧でしょう。

 で、このところオリンパス・ペンでの撮影が増えてきました。悪癖である「ああやっぱり中判を持ってきたらよかった、もったいない」というケチな強迫観念もほんの少し弱まって、きっぱりペン一台だけを下げて出かけることも、少しですが出来るようになってきました。

 今のところはちょっとひねくれたペンっぽくないデザインのEEDが主力になってきています。同じレンズを使っているD3よりも個体差で写りがよいと云うことも手伝って、とても気に入っています。

 作品に仕上げようというまでの写真はさっぱり撮れませんが、何枚もの写真を並べて一つのアンソロジーを編むという事については、ペンはなかなか秘めたる力を持っているように思います。

目論みは潰えた。2008/07/28 13:15

 滞留している未現像フィルムを一気に処理してしまおうという目論みで購入したISEのタンクとLPLのリールを今日、満を持して使ってみました。
 のっけから取説に書いてあるタンクの容量間違ってるじゃん?思いっきり現像液が溢れました。なんだよこれ?

 で、その結果なんですがとにかくヌケが悪くムラが酷い。薬液の注水排水も上手にやらなければスムーズにできない。とにもかくにも、これは使うのにだいぶん慣れと技術を要するもののようです。自分の手腕を棚に上げて、お使いの方にはほんとうに失礼な発言なんですが、二度と使う気が起こりません。非常用としても使うかどうか…。こんな事なら最初から使い慣れたマスコタンクにしておけばよかったと後悔しきりです。もっともお値段が三万円くらい違いますが。

 やれやれ、一気に解消しようとしていた未現像はまたそのままです。ちょっとオークションで資金を作って、マスコタンクを買い足すことにします。