謹賀新年2007/01/01 23:12

 あけましておめでとうございます。つたないブログですが本年もよろしくお願いします。
 後悔日誌では罵詈雑言も書いていますが(口調まで違う)こちらのほうはぎすぎすせずに穏やかに、今年もカメラ写真関連のエントリーを書いて行きたいと思います。
 今年の抱負・・・なんてものは無いのですが、少し撮りたいスタイルが変わってきたように思います。相変わらず6×6のスクエアを偏愛するってのは変わらないとは思いますが、他のフォーマットも撮りたくなってきたというのも事実です。今、撮りたいのは6×9。6×9はマミヤプレスしかありませんのでこれで撮って行こうとか考えています。
 フォーマットは6×7ですが去年ペンタ用に移植したインダスタでももっと撮りたいと思っています。
 それから個展。「夜ごとの悪夢を」もう少し煮詰めて個展にしたいなぁと考えています。
 余り抱負を語るとそれに束縛されてしまって不自由なのでぺらぺら喋ってはいけませんが、そんな事を考えている正月です。
 同時に、去年は少し外向きにはしゃいでいたので、今年は内向的な視線も大事にしたいと考えています。精神的にやっと安定を取り戻したのは非常に楽ではあるのですが、だからといって外向きばかりでは内包した問題の始末を付ける事は出来なくなってしまいます。また時々フラッシュバックに襲われて動悸や冷汗に陥りますが、これもなんとか始末を付けてしまいたいものです。やっかいなこの脳も少し改善したいものです。

横尾忠則・Y字路2007/01/08 12:18

横尾忠則Y字路
 昔、辻は異世界が交差する場所であり、そこには魔物や霊魂なども行き交うと思われていました。私の住む土地からそう遠くないところにある神社は「辻占」というものをやっていて、それは辻に立ってそこを行き交う人を観察する事によってそこに雑じって行き交う霊魂の言葉を聞き占うというものです。それ程辻という場所は特別の場所であった訳です。
 さて、Y字路は四つ辻とは全く違った世界ではありますが、やはりそこにあるものは一種独特の「気」を感じずには居られません。
 横尾忠則氏のこの作品はずっと気になっていたのですが、友人pen.panda氏がFlickrに"Y"Like a Tadanori Yokooと名付けた良い作品を掲載しておられましたので、今回画集を買うに至りました。私もpen.panda氏と横尾忠則氏の真似をして、今年の6×9での作品はこういう写真を撮ってみたいと思っています。pen.panda氏の作品のように上手く行きますかどうか?

pen.panda氏のFlickr、"pen.panda's photos"
http://www.flickr.com/photos/penpanda/
こちらの3ページ目にかの作品があります。

常用印画紙2007/01/15 17:01

 殆どの写真家が印画紙については常用するものを定めています。アグフアやイルフォード、フォルテや国産のレンブラント、シーガル。その選択肢は少なくなってしまい、はっきり言って選択の余地は殆どありません。
 にも関らず私には常用・愛用する印画紙がありません。あるときはイルフォード、ある時はアグフア、最近はレンブラントと、写真展の度に印画紙が変わっています。意図して定めてないわけではなく、だだなんとなく定まらないなぁという状態なのです。高校生の頃、月光が全盛の時に私はフジブロを使っていました。ちょっと逆らってみたかったのです。いまでもそんな気持ちはあるのですが、印画紙というモノ自体が非常にマイナーになってしまい、そのマイナーな中でもうひとつマイナーなものを使う気も起こらず、ただずるずると決められずに居るというのが正直なところです。
 じゃ、好きな印画紙はないのか?と問われれば即答できます。アグフアの"Insignia"これは私にとっては絶対です。でも出会った時が遅かった、使い始めてすぐにディスコンになってしまったのです。しかしあのシルバーリッチな画調とベースの良さは比肩するものがありません。
 さて2007年。今年は何を使ったらいいのか・・・途方に暮れています。やはり最初の個展で使ったイルフォードのMGFBウォームトーン1Mが好いかなぁと漠然と考えています。
 写真家の兒嶌さんが、アグフアの印画紙の共同購入を呼びかけているので、少数で良ければと乗る事にしました。こちらももう少し使ってみたい印画紙ではあるのです。

イーゼルマスク2007/01/20 20:02

昔使ってたんだけどイマイチ
 撮影機であるカメラに比べて、引伸関連の用具には、引伸機以外にはあまり高精度で高級・高価なものが少ないように思います。
 イーゼルマスクはそのなかでも、なかなか良いものがありません。写真のサンダース製のものを昔使っていましたが、ブレードの精度が悪く直角が出ません。そうとは知らずに直角の出ていないと作品を作って、マットを切ってもらった方には随分と苦労を掛けてしまいました。以来、マットは自分で切る事にしています。
 精度はLPL製だと良いのでしょうか?それとも同じサンダースのヘビーデューティーモデルだと精度が出ているのでしょうか?とにもかくにも高精度のイーゼルが欲しいものです。
 今使っているのはイギリスのよく知らないメーカーのもので結構高かったのですが、それでもあんまり高精度ではありません。
 いずれフォコマートのための1インチ厚のモデルが必要になるでしょうから、次はサンダースのヘビーデューティーモデルにしようと思っています。これも結構高いです。
 スクエアの作品は画面を9in×9inで作っているので、いっそ固定マスクを自作しても良いのかも知れませんが、これもまた精度の良いものが作れるかどうか、はなはだ自信がありません。