ブログはじめました。2005/08/19 19:12

おなじみ、犬人間です。
 大概の人が「ブログはじめました」で書き出すので、ご多分に漏れず自分もそう書いて始めました。
 ブログはすでにある「後悔日誌」や「伝言板」と重なる部分があるかと思います。自分が思うには、ここに様々些細なことを書きつづりそれがある程度まとまったら、カメラの事なら「写真機博物館」へまとめる・・・と言うようにしてみたいと考えています。
 まぁ、考えているだけで、行き当たりばったりの飽きっぽい性格ですので、この先どうなるかわかりませんが、コメントも書けるしトラックバックもできるので、少しは対話と云うものが出来るかも知れないと考えています。
 とにもかくにも、始めてみました。

コダック・シェブロン2005/08/22 07:43

Kodak Ektar Lens 78mm F3.5 at F11 1/100sec with R1 Tri-X
 先週手に入れたコダック・シェブロンでの撮影。当然と云えば当然かも知れませんが、同じコダックのシグネット35に装備されているエクターと描写がよく似ています。柔らかい描写だが良く解像している、また暗部の描写にも長けていると感じます。(もっともこの小さい、しかもディスプレイで見るのと、実際にプリントされたものとでは全く印象が違うとは思いますが)
 これはトライXで撮影してみましたが、いつものT-Maxで撮れば、また感じは変わるとは思います。もうちょっとハイライトがメタリックにぎらついて西日の感じが強くなるかも。
 もともとコダックのレンズは結構好きだし、しかもこれは6×6カメラなので、今後に期待が持てます。これで、四枚玉のエクター一族は35mm・6×6・8×10(CMエクター)と三兄弟揃ったので打ち止めです。もっともCMエクターをもっと使わなくちゃと思いますが。

コダック・シェブロン2005/08/23 07:34

 シェブロンのスペックについて簡単にご紹介します。
 ★フォーマット:620フィルム使用6×6★レンズ:3群4枚構成エクター78mmF3.5★シャッタ:シンクロラピッド800・シャッタ速度:B・1・2・5・10・25・50・100・200・400・800★絞り:3.5・4・5.6・8・11・16・22★内蔵距離計:上下合致式★フィルム給装:レバー式自動巻止め・セルフコッキング無し。
 ざっとこんな感じです。フィルム装填から撮影の手順は、手元にあるカメラではペルケオIIによく似ています。赤窓でフィルムの1を出してからあとは自動巻止めになります。シャッタは手動チャージです。
 まだ数回しか使っていませんが、各操作部の感触、シャッタの感触などはシグネットによく似ています。ファインダー倍率は小さく、見づらいものです。距離計は汚れているにもかかわらず意外にあわせやすい物でした。クリーニングすればきっとかなり良くなるでしょう。ボディはころころしており、大きく重いものです。しかもシャッターリリースはレバーになっていて、慣れないとぶれ写真を連発で作る事になるかも知れません。
 総じて使いやすいカメラではありません。エクターでの写真を得るために、心に余裕をもって使うという感じでしょう。それでも、そう割り切ってしまえば楽しいものです。

コダック・シェブロン2005/08/25 07:19

エルマー用フードを装着
 今回はシェブロンのフードです。
 自分はフード病じゃないかと思うくらいフードは気になります。フードがないと落ち着かないです。このカメラもフードやフィルタがセットになっていたから購入に踏み切ったと云っても良いくらいです。自分自身も帽子大好きですからね。
 で、シェブロンのフード・フィルタなんですが、基本的にはコダック・シリーズVです。純正が求められないときは、ライカのエルマーと同じ36mmカブセ式のフードが使えます。これはソビエトカメラのゼニットCなんかに標準レンズとしてついているインダスターも同じです。この写真のように使えますので、フィルターにしてもカブセ式のものが使えます。ネジコミの場合は恐らく33mmでこれまたゼニットCと同じじゃないかと思うのですが、ピッチの事もあって合わないかもしれません。いずれにせよそのあたりは未確認です。

 8月22日に掲載した画像のオリジナルをアップしました。リンク先はこちらです。画像が大きいのでご注意下さい。GT9700Fで読んだものです。細かいゴミとかありますけど、ご容赦を。

夕惑い2005/08/26 07:58

夕惑い
 なかなか・・・と云うより、さっぱり準備が進んでいないのですが、10月の個展に出す写真の中の1枚です。今回のウェブサイトのトップにも貼り付けました。この写真がカンバンって訳ではないのですが、今回はこんな感じの写真で構成する予定です。
 後悔日誌でもぶつくさ言ってるんですが、さっぱりやる気が出てきません。そういう波なんでしょう。じたばたせずにやる気が出るのを待ちたいと思います。あかん時は何してもあかんのですからね。
 それにしても、夕暮れ写真を撮る機材が少し変わり、感材が大幅に変わりました。前に身につけていた夕暮れ写真プリントのコツもすっかり変わってしまいましたし、すっかり忘れてしまった部分もあり、プリントには困難が予想されます。あ~う。

オブティコテクナ(メオプタ)ミラール80mmf4.52005/08/30 07:48

地下鉄天六駅・f5.6・1/25sec
 少し前から気に入っているレンズの話を。
 後悔日誌にも書いていたのですが、そのレンズはオプティコテクナのフレクサレットIIタイプ3についているミラール80mmf4.5です。初めて使ったトリプレットなのですが、思いの外良く写るのには驚きました。フレクサレットのベラールにも驚かされましたが、このミラールにも驚かされました。
 このタイプ3のミラール・・・と云うか、このタイプ3自体がすでにオプティコテクナ製ではなくメオプタ製ではないかと云われているようです。以前の部品があるからそのまま使ったのだとか。
 そのせいなのかどうかはわかりませんが、大変優秀(=自分好み)だと思いました。印画紙にプリントもしてみましたが、やはり良く写っています。
 フレクサレットは最近注目されていて、値段も上がってきていますが、それでも注目の的はベラールです。ミラール搭載の古いフレクサレットは、機構もプリミティブですが、そのぶん大変小さくて軽く、携行するのがとても楽です。ボディもレンズもちょっと小さめ、しかし良く写るという、大変愛敬のあるカメラだと思います。今がねらい目かも知れません。
 私のものはファインダーの表面鏡が腐食していてファインダーがとても見難く、ピント合わせに苦労します。表面鏡の入れ替えをするつもりです。